嘘をつく才能

一体誰が言い出したのか知りませんが今から20年ほど前には既に嘘つきは営業マンの始まりなんて言い伝えがございまして、今回のコラムでは嘘をつく才能について書いてみたいと思います。

さて人は苦しくなると嘘をつく場合が増えてくるのでありますが才能のある人は普段から平気で嘘を付くのでありまして、これがベテラン営業マンに成長致しますとこれが絶妙なコントロールで嘘は言ってないけど本当の事も話ていないなんて実にコントロールが難しい営業トークを駆使出来るようになったりするのです。

例えばね取り扱っている商品が安くてとてもよく売れているんだけど問題も多くてクレームも毎日100件程度入っている商品について商談中の相手からこんな質問が有ったとしましょうか?

お客
『聞きにくいんだけど、オタクが勧めているこの商品なんだけどクレームはどの位の件数が入ってるの?』

これが正直に累計トータルで1000件以上のクレームが入っていて大変な事になっているなんて話ましたら当然商談はご破算になって売れませんし、かといってクレームは一件も入っていませんなんて受け答えをしますと嘘をつく事になってしまいますよね?

ですから嘘をつく才能のある営業マンは『そうですね確か10件以上のクレームが入っていると聞いていますが、弊社にてしっかり対応してますよ』てね?

まぁ確かに10件以上って言えば1000件も含まれますので嘘をついたことにはならないのですけど、真実は伝えていないんですよね?

個人的にはこーゆー営業トークを自然にサラリと使える営業マンは上手に嘘をつく才能を持ち合わせているのだと思いますし、販売実績に貢献している才能の一つだとは思いますけど、あまり多用しないようにしましょうね?

もしこのコラムをお読みのあなたが部下を管理する管理職の立場だったと致しましたら、この手の才能有る営業マンってのは営業成績も良好な場合が多いですし、その場その場で上手に立ち回る事が出来ますし人当たりも良かったり致しますけど、往々にして後でしっぺ返しが戻ってきたり致しますからその手の才能だけで営業成績を上げている人はきちんと見ぬいて、多悪しい営業方法を身に付けさせないと後で困ったことになったりしますからね?

そんなわけで嘘も方便なんてまるで嘘つきが自己弁護のために言い出したような諺だか格言も有りますけど、この手の才能だけは余り発揮しないでもきちんと売れるような体制や営業力を身に付けたいものですよね?

朗読版