営業戦略と逆張りの発想と流行アンテナ

身近な話を致しますと私がよく行くコンビニエンスストアのカップラーメンの売り場なんですけど、寒い季節になると濃厚な味や味噌ラーメン系の商品ばかりが棚に並びますし、逆に暑い夏の時期になると塩ラーメンが大きな顔をして売り場を占領しています。

日本人が流行に弱い民族のようなのでそういった営業戦略になってコンビニエンスストアは売り場面積が小さいですから自然とそうなるのかもしれませんけど、一個くらいは逆張りの発想をもった商品が有っても一定の需要があるんじゃ無いでしょうかね?

他に身近な例ですと個人向けのマイカーなんてのも同じようなもので、三菱のパジェロがヒットした時期には何故か舗装道路しか一切は知らない人ばかりなのに、ジープタイプとかオフロード用の四輪駆動車が売れたり、ワンボックスカー人気な時代には各社一斉にワンボックスカーの販売拡大に乗り出した時期も有りましたね?

まぁこれは様々な商品や業界に当てはまる事ですけどどっかのメーカーが出した商品に人気が出ると我も我もと後追いで流行を追いかけて同種の商品を市場に投入するわけですけど、これが大手企業でしたら既存の商品を存続させて置きながら、流行に対応した商品も投入する事ができるのですけど、資金力が強くない中小企業メーカーの場合はそう簡単に商品ラインナップを広げて在校を増やすことも難しい場合が多いんですよね。
さてここで逆張りの発想について考えてみたいと思いますが、元々この言葉は株式売買の世界での必勝法みたいな格言とも一部で言われていまして、みんな買っている時には値段が上がっているんだから逆に売りに走って、みんなが売っている時は値段が安くなっているんだから安く買いましょうって発想ですね。

では企業の営業戦略はどうかなと考えてみますと、実際のところ逆張りの発想で成功する確率はとても低くて、一定の需要を取り込むことが出来る場合も多いのですけど大きな売上を確保できるほど流行は甘くないようですし、特に中小企業はその身軽さや機動性が持ち味なんですから、意に沿わなくてもやっぱり流行を追いかけてしまったほうが経営的安全度は高いと思います。

この辺りは倒産に関する速報なんかを見ていると感じると思いますが、やっぱり市場の変化についていけなかったとか、消費者の嗜好の変化に対応して商品を供給できなかったなんて事が原因で売上の低下を招いて倒産に至りましたなんて話が実に多いですからね。

ですから三流経済評論家や商売なんて一度もやったことがない学者先生の逆張りの発想が必要だなんて言葉に踊らされて経営判断や営業戦略を誤らないようにしましょうね?