オノマトペと表現力の向上方法

オノマトペとは別名、擬音語とか言われるらしいのですがギャーギャー五月蠅い奴とか胸がドキドキするとかカタカナで表現した部分がそのオノマトペにあたりますが、高尚な文章を書く人は余りこのオノマトペを使わないような気がするので有りまして、それにまあ仕事で使う言葉なんてのも、クレーマーがやってきてギャーギャーと罵詈雑言を浴びせて長時間にわたって、店内に居座りましたなんて言葉でも表現しませんし、ましては文章を残すような場合ですとオノマトペを使う事は滅多にないと思いますが、この手の表現方法は他の諸外国に比べて日本語がかなり多い部類に分類されるそうで、個人的には状況を的確に表す為には、オノマトペをもっと使っても良いような気が致しますね。

例えばね、仮にあなたが遊園地の遊具の点検係だったと致しまして、ジェットコースターの点検中に動力部分から、金属同士が干渉してしまって大きな音を発している事を発見して、日報に記載するといった状況を仮定致しますと次のようになると思います。

普通の業務報告書
ジェットコースターの動力室においてチェーンの駆動部分のスプロケットの付け根より異音が発見されました。以上修理手配の程お願い致します。

まあ意味が通じてちゃんとメンテナンスが実行されていれば良いのだと思いますが、これにオノマトペを入れるとどうなるでしょうか?

ジェットコースターの動力室においてチェーンの駆動部分のスプロケットの付け根より部品が干渉してガチャガチャと大きな音を立てていて、結構危険だと思います。

異音って言葉に置き換えてしまうと、それが単に金属同士がこすれ合ってキーキー出している音なのか、かなり本格的に干渉してしまっていて、ガチャガチャ音を立てている場合でも同じ異音がするって表現になってしまいますので、正確に状況が伝わらないと思うのですよね。

同じく例えば女の子が泣いているって表現でも、泣きじゃくっているって表現も有りますが、ワンワン泣いているって表現した場合とメソメソ泣いているって時と、シクシク泣いているって書いてある時とギャーギャー泣いている時では微妙に又は大幅に頭に思い浮かぶ情景が違うのでありますよね。

ですからね、妙に気取ってか格好を付けてか分かりませんが、正確に状況を伝えましょうって目的が有るのであれば、オノマトペを使わない文章ってのもどうかと思いますし、そーゆー所で部下の報告書などに文句を付ける上司は最低の上司だと私は思いますね。