公用語と英語

ラジオではしきりに英会話教材の広告が流れて一部の企業の中には社内の公用語は英語に統一なんて話が聞こえてきていますね。

昔聞いた話ですが鹿児島弁って方言は非常に分かりにくい言葉で薩摩の時代に殿様がよそ者を見つけやすくするためとか外部に情報を漏らさないためにわざと難解な方言を普及させたって言葉らしいのですが、こんな話とジワリと前進してしまっているTPPについて書いてみようと思います。

TPP関連の大手マスコミの情報では関税ですとか農業の問題ばかり取り上げてもっとあぶない事、例えば非関税障壁の事ですとかISDS条約の話なんかには触れようとしないのですけど、極論(でもないところが怖いところです)を言うと日本語が非関税障壁だって事になりかねない気がします。

TPPの交渉項目は実に幅広いわけですけどその中に公共事業なんてものがありまして、基本的に日本の公共事業は入札で決定されるのでありまして、入札情報は当然ながら日本語で書かれますよね。
そりゃもう郷に入れば郷に従えって言葉があるように日本国内の事業でそれを発注するのも使うのもメンテナンスするのも日本国内なんですから、日本語一本で通すのが当たり前と考えるのが普通だと思いますが、下手するとこれが非関税障壁つまり外国からの入札を阻害する要因としてやり玉にあがる可能性があるようです。

でね日本政府の役割としては国民の生活や財産を守ることが大きな役目だと思うのですけど、ここでこれからは国際化の時代だ、世界で公用語といえば英語なんだから日本語にしがみついていないで、英語を使えるようになりましょうなんてのは・・まさか言い出さないと思いますけど今のTPPを取り巻く環境を考えるとそうともいえない感じがします。

まぁ高い確率で公共団体が公共事業を入札で募集する場合の案内は英語でも公開しましょうなんて事になるのではないかと思います。

もちろん日本語しか使えないよりも英会話が出来て英語での発信が出来るには越したことが無いとは思いますけど、それは個人の意思による選択であるべきで公用語だの国を開くだの理由で英語を主体にするのは避けなければならないと思います。

先の鹿児島弁の話に戻りますけど外国企業が日本国内で商売をしようと考えた場合に日本固有の言語である日本語ってのは漢字ありひらがなカタカナさらにアルファベットに和製英語などが入り混じって、外国から進出しようとする企業から日本企業を守っている頼もしいブロックであると思います。

ですから安易に公用語は国際化に合わせて英語を推進しようなんて風潮はよろしくないと思うのです。

ただブームに弱い国民性ですからね。