蕎麦VSウドン、どっちが偉いのか?
基本的に西はウドンの勢力が強くて東は蕎麦の縄張りみたいに思っていたのですけど、どうも私の見聞する限りにおいて関西圏にあまり蕎麦は進出していないけれど、逆に関東を始めとする蕎麦の縄張りにウドンが結構進出して勢力を伸ばしている感じが致します。
さてどっちを優先的に食べるかなんてものは個人の好みで好きにすれば良いのですけど、異種格闘技戦とでも言いましょうか今回のコラムではどっちが偉くて勝つのかについて考察してみたいと思います。
先ずは歴史的な部分に光を当ててみて、どっちの歴史が古くて由緒正しいのか考えてみましょう。
■歴史対決
Wikipediaによると
蕎麦・・ソバの日本への伝来は奈良時代以前であることは確実である。
ウドン・・誕生には諸説があり、定かではない。ただ蕎麦と同じくらい古くから日本に有ったらしい。
てなわけで歴史については判断がつきませんけど、大晦日に年越しそばを食べる習慣が日本に広く定着しているので歴史的見地からみたら蕎麦の勝ちと言わざるを得ないでしょう。
■代表対決
では代表同士で比べてみようと思いますが、公正を期すために同じメーカーの同じ値段の商品ということで、東洋水産の赤いきつね/緑のたぬきで考えてみましょう。
メーカーホームページの栄養素から抜粋
○赤いきつね
エネルギー 432 kcal
たんぱく質 10.6g
脂質 19.1g
炭水化物 54.4g
ビタミンB1 0.31mg
ビタミンB2 0.31mg
カルシウム 172mg
○緑のたぬき
エネルギー 487 kcal
たんぱく質 11.6g
脂質 24.7g
炭水化物 54.5g
ビタミンB1 0.38mg
ビタミンB2 0.30mg
カルシウム 165mg
おっとこちらに関してはどっちも決定的な優位性を訴える要素は無いようで、引き分けとなります。
■バリエーション
そばの場合はざる蕎麦か温かい汁で食べる以外にあまりメジャーなものは無いのですけど、ウドンの場合はですねすき焼きなど鍋物の最後に締めとしてウドンを投入するなんて一般的でこれは蕎麦の食べ方には有りませんし、鍋焼きうどんは有っても鍋焼き蕎麦は聞いたことが有りません。
更に焼きうどんはポピュラーですけど日本蕎麦を焼きうどんのようにフライパンで炒めるみたいな調理方法は無いのであります。
よってバリエーションに関してはウドンの勝ちと致します。
そんなわけで三戦して一勝一敗一引き分けです。
ですので決着の行方は次回以降の再戦に持ち越しとさせていただきます。