円安批判

このコラムを書いている段階での為替相場は一ドル100円を目前とした95円50銭前後になっています。

さて玉石混合状態の経済評論家やアナリストにはじまりお馴染のテレビに出てくる御用コメンテーターが円安に対して的外れの批判や経済論評を恥ずかしくもなく繰り広げていますので今回はその事を取り上げてみようと思います。

さて円安になると輸入に頼っている石油などのエネルギー価格が上昇するので日本経済にとって良くない・・ここまでは良いとして円安が進むと輸入品の価格が上がってしまいます、100円ショップの経営が厳しきなったり中国からの輸入に頼っている某アパレル販売チェーンの販売価格が大幅に上がってしまったり、輸入食品の価格が上昇して庶民が困る・・おいおいそれはデメリットじゃなくてメリットのほうが大きいのではないでしょうかね?

思い起こせば日本経済がバブル経済に沸いていたころは一ドル120円から140円だったと記憶していますけど、それからジワジワト円高方向に進行していったわけですけど、それで何が起きたかといいますとご存じのとおり輸入品の価格が下がっていって国内産業が輸入品に押されて衰退してしまう産業が続出したんじゃありませんか?

この手の事は麻生さんも国会答弁で話していましたけど、スーパーで買い物していて価格が下がってくればそりゃその場では得した事になりますけど、売り場に商品が並んでいるって事はそれを生産する人がいて、お店の売り場に届くまでに実にたくさんの人の手がかかわってきている事は小学生でも知っている事ですね。

で生産地(生産者)が円高の影響によって海外だった場合ですと、生産者の所得は日本国内じゃなくて海外の生産拠点の生産者の手元に残る事になりますから、国内の名目GDPとは無関係になりますからその分の税金収入は日本国政府に入りませんし、もっと悪い事には煽りを受けた日本国内の生産者が職を失ったり倒産したったりするわけです。

つまりアベノミクスで円安方向に動いている事を輸入品が高くなって庶民の生活が苦しくなるだなんて批判を臆面もなくしているコメンテーターは、お店に商品が並んでいるのは天から降ってきて勝手に商品陳列棚に並んでいるのだと考えているのでしょうし、消費者はひたすら消費をするだけに存在していて労働して生産する日本人労働者ってのは別の人種だとでも思っているのか、すべてロボットが物を生産しているとでも思っているのでしょうか?

まぁ早く国内の産業が復活したり生産拠点が日本に戻ってきてアベノミクスの成功を達成してほしいものです。