グローバル化不要論

まずねグローバル化する今の・・・これって前提が間違っていると言いますか、グローバル世界を作りたい一部の人たちのプロバガンダじゃないでしょうかね?

このコラムを書いている2013年6月4日の為替相場、対米ドルレートは一ドル99円台になっていまして、先週と比べると一気に2円前後の円高に逆戻りしているのでありますから、輸出中心の製造業大手企業さんは大きな為替差損をこのまま円高が進めば被ってしまいますよね。

でね毎日同じ製品を同じ品質で作って輸出していても為替相場によって大きく儲かったり、時には大きく損をしたりライバル他国にお客を奪われたり、企業努力の及ばないところで企業業績が大きく左右されて、例えばシャープのように屋台骨が揺らいで外国企業に身売りするような羽目になるリスクを負うのがグローバル経済の本質な訳で、それに見合うメリットがあれば構いませんけど、色々考えても社会のグローバル化、少なくとも現在進んでいる方向と現状ではメリットを見いだせないと思いませんか?

まぁ人類ってのは色々失敗して間違いに気がつくものですから、過去の失敗を批判してもその時点では前例がないわけで仕方がないと言えますが、まず輸出入について考えてみましょう。

もちろん日本の場合で考えてみますとなにせ石油とかのエネルギー資源が少々心もとない国ですから、石油やガスを輸入するのは仕方がないですし、輸入してばかりじゃバランスが悪いですから製品を作って輸出するのも確かに仕方がない面があるのはわかります。

けどね度を越した輸出ってのはやっぱり輸出先の雇用を奪うって言いますか、相手国も作れる工業製品を日本が作って輸出するって事は、輸出先企業の存続を危うくしますし雇用を奪って所得を日本に持ってくるって事ですから、当然ながら度を超すと経済摩擦を生んでしまうのでありまして、過去にはアメリカが日本車の輸出攻勢によって、アメリカの自動車産業が衰退してしまった結果として、制裁発動って事がありましたよね。

逆に輸入にも同じ事が言えるのでありまして、安い輸入品に押されて淘汰されてしまって製造技術を国内から消失させて海外に移ってしまった産業は数多いですよね。

グローバル推進論者はすぐに競争が必要だとか言い出しますけど、競争は勝ち負けを生んで軋轢を呼び込みますし、ウインウインの関係っていうのも胡散臭い話で、実際にはそーゆー関係で貿易が成り立った事例は少ないのではないでしょうかね?

他にも事例としてEUヨーロッパ諸国が行いましたユーロによる通貨統合と関税の撤廃によってどうなったかはもうご存じのとおりで、所得格差を生み出しましてギリシャを筆頭とする財政危機が発生しましたし、壮大な実験は失敗でしたよね。

どうもナショナリズムってのは白い目で見られるような風潮がありますが、グローバリズムこそ白い目で見ないといけないのではないでしょうか?