地域活性化と地域通貨

地域通貨を知ってますか? その名前の通り地域限定で使える一種の擬似通貨なのですが、地域活性化と施策として全国で次々と地域通貨が発行されましたが、ほとんどの地域で苦戦をしているようですね?

地域通貨の形態は個々若干の違いは有るものの、限定された地域の地域通貨に加盟しているお店、又は個人でしか使えない擬似通貨で勿論、日本銀行発行の現金に買えることも出来ませんし、地域を1歩出たら、全く使えなくなります。

地域通貨の狙いは、自分の地域の中で物のやり取りや、サービスのやり取りを循環させて、外に出ていくのを防いで地域を活性化しましょうって事らしいのですが、なかなか上手くいっていないようですね?

結局、地域通貨自体は地域の中から1歩も出ないわけで、地域通貨の価値その物を国が保証するわけではないのですから、閉鎖された中で地域通貨が回るだけで、地域通貨をもらっても地域通貨で受けられるサービスや、地域通貨で購入できる商品しか使えませんから、地域通貨を受け取るお店などは、地域通貨が溜まる一方で現金がなくなってしまう一方にもなりかねないわけです。

これは地域を活性化させることに逆行しているのではないかと思うんですよ、EU(ヨーロッパ連合)も国境を越えて通貨をユーロに統一して、ヨーロッパ全体を地域活性化しようとしていますし、閉鎖された通貨の国では発展しませんからね?

逆にですね、地域通貨よりもアメリカドル特区とか人民元特区とか作って、うちの地域はアメリカドルでそのまま買い物が出来ますので、観光に是非どうぞってやって、アメリカの観光客を呼込む施策でもやったほうが、よっぽど活性化出来るんじゃないかと思うんですよ。

アメリカドルとかユーロ辺りだったら、いくらでも使い道がありますからね?

地域活性化としてどっかでやらないでしょうか?

追伸

2008年になりましたが、地域通貨は普及するのは一部の地域に限定されまして廃止になってしまった地域通貨も存在するようで、まあ通貨なんんて大げさな名前をつけたのも何ですし、使える対象が非常に限られた商品やサービスに限定されていた事も、流行らなかった原因では無いでしょうか?

まあ地域通貨と言っても商店のポイント制度とあまり変わらないものも多かったですからね。