米ドルの行方と新通貨発行

アメリカ議会紛糾によるアメリカ連邦政府の債務上限問題が先送りされて目先の危機は回避されたわけですけど、根本的な問題ってのは政府に通貨発行権が無いって事なんですよね。

ご存知の方も多いと思いますがアメリカではドル通貨を発行できるのはFRB(連邦準備銀行Federal Reserve Banks)であってアメリカ政府はマネーが足りないときにはアメリカ国債を発行して、つまり借金してマネーを手に入れる仕組みでしかもFRBってのは公的な機関でもなんでもなくて民間の金融機関、民間銀行の集合体がなぜか世界の基軸通貨であるアメリカドルを発行している不思議な通貨発行システムなんですよね。

一説によりますとアメリカドルってのは発行元であるFRBでさえ世界中にどれだけのアメリカドルが存在しているのか把握できないほどの量が散らばっていて、これは偽札の発行だったり・・そもそも通貨の発行が厳密に管理されているかどうかも怪しいところで、よほどの倫理観を持っていないと自由に通貨を刷って発行できる状態でしたらよこしまな考えから勝手に通貨を自分のために発行するような輩が絶対に出ないとは言い切れないですからね?

因みに日本の場合も通貨の発行建は日本銀行が行っていますが一応は株式の過半数が日本国政府が保有していますから、アメリカと違って一応は通貨発行建を日本国政府が所持しています。(日本銀行は株式上場企業で日銀の株主として55%の株を所有していまして残りは海外の個人が持っているとの事です)

しっかし思うに結構いい加減な状態で発行されているアメリカドルが世界の基軸通貨になっているってのはひとえにアメリカの軍事力を背景とした部分が大きくて、アメリカ政府による金融で世界を席巻するって考え方による世界進出が成功した形なんですけど、いい加減に発行されている通貨がいつまでも基軸通貨の地位を保っていられるとは思わないんですよね。

そもそも紙幣なんてのは模様を印刷して価格が書いてあるだけの紙切れであってみんなの暗黙の了解というか信用の元に成り立っている代物で、例えばキャベツを作っている農家の人が現金じゃ嫌だ、お米となら交換してあげるって言い出してしまえば、それはそれで物々交換で経済活動が成立しちゃうわけですよね。

そんな中で新たに基軸通貨になるような新しい通貨を発行しましょうよなんて話が先日も中国の新華社通信あたりが言い出していたようですけど、そんなグローバル経済を更に進めるような話は真っ平ごめんの話なのです。

噂ではアメロとか呼ばれる新通貨の話も出ていますけどね。