騙すテクニックと見破る方法

安倍晋三や自民党には騙されたと今になって気が付いても後の祭り手遅れで悔やんでも悔やみきれないわけで、他にもセールスマン(営業マン)を信じていたのに売買契約が成立したとたんに手のひら返しされたとか、その手の話ってのは古今東西に神代の昔から掃いて捨てるほど転がっているわけでして、最近私も自民党にやられたっ!みたいな感じで今回のコラムではそんな内容について書いてみたいと思います。

まずね目を見ればその人が正直かどうか分かるなんて事を昔聞いたことがある人も多いのではないかと思いますけど、そんなのが通じるのはせいぜい幼稚園の子供までの話で、成人には通じないって思ったほうが良いでしょうね。

なにせ彼らは騙されるほう悪いと思っていますし、話術のプロですから目を見れば分かるなんて事を信じている人ほど、簡単に引っかかってしまうんじゃないでしょうかね?

さて本題ですけど例えば今回の自民党がやったTPPへの参加をめぐる一連の事柄ですが、彼らのテクニックのひとつは嘘を言うとゆうよりも、相手に勝手に(好意的に)判断させるってところじゃないでしょうかね?

国益を最大限に追求します、聖域は守りますしそれが出来ないようならば交渉から離脱しますと聞くと、善良なる選挙民は国内産業を保護するための関税ですとか規制の類は守ってくれる推測しますし、聖域を守るといった以上はこの分野では譲歩なんてしないんだなって思いますし、それが正常に全うに生きている人の判断なんですが、騙すほうはこれを利用するんですね。

もしここでね聖域ってのは何?って話が安倍晋三首相から出てきていたら、まさか国を世界に向けて開いて規制を緩めて海外の企業を日本に呼び込んで国内産業を圧迫しても、それで国内の経済活動が活発にさえなれば、それが国益になるといった本音の部分を話したら、自民党に投票する人は激減したでしょうから具体的な国益には言及しなかったんですよね。

同じく聖域に関しても一応は聖域を選挙前に打ち出したわけですけど、ちゃんと手は事前に打ってあるわけです、プロですからね。

例えば非常に危険視されているISDS条項がありますけど、ISDS条項には入らないって内容でしたら問題なかったんですけど、流石にプロのやることは一味違うのでありまして、彼らはそこに”国益を損なう”の一文を巧みに潜り込ませましたのでこれでISDSに加入しても国益を損なわないISDSだからって逃げ切っちゃうんでしょうね。

つまりね個別具体的な表現を極力避けて相手が勝手に好意的に推測してくれるように仕向けちゃうって高等テクニックを駆使していたんですね。

まぁ政治の世界でしたら次回の選挙で投票しないって手が一応はありますけど、一生に一度のマイホームの購入ですとか、投資や利殖の類なんかでしたら後になって騙されたときが付いても手遅れって事になるので、今のご時勢でしたら人を見たら泥棒と思えくらいの心構えでちょうど良いのではないのでしょうかね?