駆込み需要と決算対策

危惧していた消費増税が安倍首相の決断によって残念ながら決まってしまったわけですけど、そうなってきますと企業経営者と致しましては人並みに駆込み需要の取り組みと言いますか需要への対応と同時並行で決算対策について考えなくてはいけなくなってきますね。

前回の橋本主要時代の17年前に行われた税率アップ時代の事はかなり鮮明に覚えていますけど、高額商品は言うに及ばず日常的に使用する消耗品の類まで増税前に買い込んで送って行動を一斉に取った為に法人向けから一般個人向けまで非常に大きな売り上げを計上することが出来たのですけど、事前にキチンと準備していた企業とそうでない企業では結構な差が出ていたのではないでしょうか?

それは販売する商品や製品ってのは誰かが生産設備を用意して原材料を仕入れて、労働者が働いてはじめて製品や商品が出来上がって販売することが出来る訳ですから注文が殺到したからって無から有が出来るはずも無く、いくら注文が殺到しても物が無ければ販売することは出来ないわけです。

勿論、消費増税前の駆込み需要は一度だけの話ですから事前に生産設備を増強するわけにも行きませんし、数ヶ月前から生産量を増やして在庫を増やしておくことになるのですけど、資金的に難しいやりくりをしている場合ですと、事前の生産ってのはその分だけ原材料の仕入れ資金が必要になってきて資金繰り敵に厳しくなってしまう事もあるのですよね。

ただ事前に生産準備できる場合はまだ良くて例えば私のようにコンテンツ作成つまり受注生産をしているような場合ですとおのずから一ヶ月間で可能な作業量の上限は決まっていて、いくら注文が着ようと矢の様に催促されようと出来ないものは逆立ちしたって納品できないんですよね。

ところが注文したお客としては何が何でも消費税率が上がる前に仕入れ業務を完了したいので、『納品は来月以降で構わないので伝票(納品書)だけは3月付けで入れてくれ』なんて無茶な話をしてきちゃったりするわけです。

こちらとしては納品が完了していないすなわち作業だけ来期に残っている状態で売り上げだけが先に計上する事になったら来月は作業はあっても売り上げが無いってことになりますし、年度末ぎりぎりで駆け込みで売り上げ計上しても約半分が税金に持っていかれるだけで、なんだか納税額が増えていくのって嬉しくは無いんですよね実際。

まぁ完全に赤字経営でしたら決算対策なんかよりも会社を倒産させないで存続させることが最優先ですけど、それなりの黒字経営をしている場合ってのは決算月前に駆け込みで大量の注文が入って、決算月だけが異常な売り上げ急増になるってのは対策も出来ないし嬉しい話でも何でもないんじゃないでしょうか?

根本的に忙しいと仕事が雑になるし下らないミスも増えますからね。

そんなわけでそーゆー事情を事前に考えながら今から駆込み需要対策と決算対策を今から考えようと思うのです。