おこぼれ商法とは

商いの方法には色々有りますけど何となく侘びしさを感じるものにおこぼれ商法ってのが有りますね。

おこぼれ商法とは二番手商法のように圧倒的な資金力や販売力によって先行者本家本元の売上を脅かすこともなく、いわばひっそりと何処かの企業の売上の取りこぼしつまり、おこぼれを手にする商法で例えば大きなメーカーが開発して販売している製品の周辺でメーカーの手の回らないオプションを販売するとか、類似品なんだけど明らかに似て非なるもので本家本元の製品を買えない人に手が届く値段でダウンスケール品を販売するとかですね。

まぁ営業している当の企業はおこぼれ商法とは全然思っていなくて、内心では市場を奪ってやろうとか大それた事を思っている場合もあるのですけど、二番手商法にすらならないような。傍から見たらおこぼれ商法にしか見えない場合も多いのです。

例えば気がつけば携帯電話市場を席巻しているスマートフォンですが、その市場の拡大に比例致しまして様々な製品が市場に殺到して何とかオコボレを頂戴しようとしのぎをけずる状態になっていますよね。

でですね企業の経営者解いたしましては本当はどこか他のメーカーが開拓した市場にオコボレを狙って商売をするよりも、自分が主たる製品を開発販売して市場の一角を占めたいと思うのが普通なんですけど、これはある意味経営的にハイリスクになってしいますし、二番手商法なんてのはかなりの資金力が有って素早く製品を製造販売まで出来て販売力がないと中々成立しませんから、そう簡単じゃないんですよ。

それに比べておこぼれ商法ってのは、どんな市場においても拡大している最中は色々と隙間ですとかメーカーの手が届かないところですとか、市場としては小さいけれど確実にニーズが有る製品が発生してきますから、ある意味では手堅い商売の方法とも言えるんですね。

但し、おこぼれ商法にも確実にリスクは存在いたします。

まず商売の根本が他力本願が出発点ですから自らの営業努力でなんとも出来ない部分が出てきますし、もし本家本元のメーカーが純正品を市場に投入してきた場合ですとか、そのオコボレの市場規模が大きくなってきた場合に、今までは無視されてきたものが一つの市場として認識されて大資本が入ってくる場合があるって事です。

ですからオコボレ商法を極めるには常に市場の動きをキャッチ致しまして、撤退時期が来たと思ったら素早くまた別の市場のオコボレを狙うって必要もあるのでは無いでしょうかね?