誰がやっても儲かる商売
店舗を構えて商売を始める場合は特に分かりやすいのですけど商材に見合った立地条件が成功の可否を決定してしまうのは御存知の通りで、ロケーションがまともに出来ていて始めてその上の商売のノウハウが生きてくるのでありまして、立地条件が売上を左右する最大の要因ですよね?
同じように商材についてもやっぱり非常に重要なのでありまして、どんなに経営者としてのノウハウが高くても商品を必要としている人が極端に少なかったり、既に成熟産業になっていて差別化も難しくて安売りの過当競争しか勝ち残る道はない商材では腕を振るうまでもなく経営者としての成功は難しいですね。
ですから独立開業を考える人の多くは実は何を主体に商いをするのかは二の次で、楽して儲かるとでも言いましょうか世の中に需要が存在していて今後市場が大きくなる可能性が高くて、しかも大手企業が参入してくる可能性が低い商材を探したりするわけで、つまり誰がやっても儲かる商売を必死に探すって事をする人が結構いると思います。
ハッキリ言いまして開業して商売を始めてから苦労の連続で赤字経営を続けるよりも、中々見つからない商材を見つけたり、まぁ権益を手にするとも言えるのでしょうけど、そっちを頑張って後で楽をする道のほうが理にかなっていますね。
ただ残念ながら多くの場合におきまして誰がやっても儲かる商売を既に利権として手中に収めている人も実は結構多くて、表には出てきませんけど確かに傍から見る限り楽して商売をしている商売人さんもいますから、その手の道を考えて探ってみるのも良いでしょう?
例えばね、すごく地味ですけど町にある個人経営の小さな洋品店さん、普段からお客が入っているようにも見えないしよく商売を続けているなと思っても、実は市内にある中学校の学生服の販売を1手にしていまして、毎年3月になると入学する生徒数の数だけの学生服に帽子にと一人あたり10万円の売上×入学生徒数なんて、結構な商いをしている場合が有るんですね。
他にも自衛隊内の売店だとかってもっと地味なものもありますし、大きな病院に食い込んでいる地元の葬儀業者なんてのも表からは全くわからないけど、入り込んでしまえば確実な儲けを計算できるなんて商売は数少ないけれど、地味にというか目立たないように存在しているんです。
まぁ商売を始める際にはどうしても、これから伸びる産業だとか世間から脚光を浴びている業界だとか、そんな派手なところに目が行きがちなんですけど、そーゆー所は直ぐに過当競争になる可能性が高いのでありまして、誰がやっても儲かる商売なんてのは実は地味で目立たない存在なんですよね。