経済音痴だった麻生太郎財務大臣
Yahooのヘッドラインを先ほど飾った麻生太郎副総理兼財務・金融相が年頭の挨拶で此の一年は消費税10%を目指す一年だからみんなで頑張ろうなどという経済音痴をさらけ出すような事を話したようですが、本当にいい加減にしろと言いたいところです。
別に漢字が読めなくてもカップラーメンの値段がわからなくてもそんな事はどうでもよい事で、政治家として国民が幸せになるように舵を切ってくれれば何の文句も無いのですけど、消費増税を目指して頑張ろうなんてのは一体誰のために政治家をやっているのでしょうかね?
まず基本的に財務大臣が目指すべき道は経済を活性化させて、名目GDPを増加させれば自然と税収は正比例して上がってくるわけですから、やるべき事は消費増税を目指すのではなくて適切な経済対策(デフレ対策)を行なって、経済規模を大きくして、増税しなくても税収が増える道を目指すべきなんですよ。
麻生太郎氏ってのは麻生セメントの御曹司で経済界出身ですから経済に詳しいのかと思いきや、というよりも企業の会計と国家の会計を一緒くたに考えているのでは無いでしょうか?
一般家庭の家計の規模を大きくすると企業の会計になって、国家もその延長上だと思っているんでしょうけど、経済界出身だとか企業経営者が政治家になるとどうして、国家と企業の家計を同じに考えてしまうのでしょうかね?
簡単に書きますと家計とか企業の会計はミクロ経済で国家になるとマクロ経済、ミクロ経済とマクロ経済の違いはお金を使うと消えてなくなるのか、無くならないかの違いと、通貨ってのは国家が発行できるただの紙切れなんですけどね?
で麻生太郎氏としては政府の借金を減らすために増税って単純な方向に考えているようですけど、企業が借入金を減らすために値上げして売上増を狙うような単純な発想で、増税された納税者は増税分だけきっちり貧しくなるって寸法で政治家の目指す方向と正反対じゃないですか?
そんなものは国債を発行して(お金を刷って)公共事業なり民間に資金が流れる方向でお金を使って、そうすると自動的に税収も上がってみんながハッピーになるんですけどね。
なんと言いいますか成功した経営者とか経団連みたいなのが発言力をもって政治的な発言をしている昨今ですけど、彼らの発想ってのは経営者としての成功体験に基づく考えですから、国家のマクロ経済とは基本的な考えが間違っているんでして、だから麻生太郎さんのような経済音痴な人が財務大臣なんてのをやってしまうんですね。