やっぱり最後は体力勝負、出来る営業マンは仮眠が上手い
これは実際に私が二年間ほど一緒に働いた部下の話ですが、彼は誰よりも早く出社して営業の準備は昨夜のうちに完了させているのでいの一番に外回りの営業に出かけます。
夜遅くなってやっと事務所に帰ってきたら休む暇もなく提案書や見積を作ったり、プレゼン資料を作ったりその他の営業報告資料など諸々の事務的な仕事を夜遅くまで行なって、帰宅するのは毎日日付が変わる頃でそれでも別に疲れた表情を出すこともなく営業成績はいつも優秀な部下がいました。
私は基本的に朝早く出社しますけど仕事は出来うる限り素早く済ませて、夕食を採って風呂に入ってニュースステーションが見れるように、遅くとも滝川クリステルさんのニュースを晩酌しながら見ることが基本的な生活パターンでしたので、この超人的な体力の営業マンをエイリアンか何かのように思っていたものです。
彼の驚きの行動力の秘密というか秘訣は後に書くとして、やっぱり営業マンってのは体力が基本で、いくら営業トークが上手に出来ても体力がないと客先廻りもままならないですし、やっぱり疲れた状態では気力も低下しますし、なによりね疲れた表情を表に出している営業マンなんかに訪問されても買おうって気持ちにはならないですからね。
で営業マンとしてはいつも元気いっぱいハツラツとした表情と態度で客先に出現するのが正しい姿なのですけど、どうしても営業の仕事ってのはお客の都合で予定が入りますし、最近の営業は営業日報だの報告書だのプレゼン資料の作成だのなんだかんだで、長時間労働になってしまうんですよね。
さて最初に書いた長時間労働もなんのその、超人的な体力と目される営業マンにその秘訣を聞いてみたことがあります。
彼は休日にはジムに通ったりして体力つくりに精を出しているってのも有りますけど、外回りの営業活動の合間合間で短時間の仮眠をとるのが上手だったんですね。
営業の外回りには社有車を使って移動していたんですけど、そりゃ訪問先のアポイント時間に遅刻するわけには行かないですから、基本的に三十分前には到着するように指導されていたので有りまして、彼は客先近くに到着してから約束の時間まで素早く仮眠をとるようにしていたんですね。
分割して睡眠を取るのが良いのかどうか分かりませんけど、毎日3件とか4件とか客先訪問をしているとうまくすると営業中に2時間位の睡眠は取れますからね。
私は短時間で素早く熟睡する方法を会得していないので無理ですけど、これもひとつの営業マンの特技なんでしょうね。