2014年の経済予測と安部首相
昨年2013年の最後に安部首相は靖国神社の参拝を実施いたしまして、やっぱり安部首相は日本国民の事を考えてくれているなんて甘い期待を持った人は少なくないのではないかと推測いたしますが、私に言わせれば靖国神社に参拝するなんてのは日本国の首相にとって義務なんですから、当然の行動をやっととってくれたに過ぎないわけで、これによって日本経済も明るいなんて考えていたらそれは甘い考えだと言わざるを得ませんね。
一応ねアベノミクスの効果によって株価は上昇していますけど、これは主に日銀の金融緩和によって市場に供給された資金が設備投資に流れて雇用を生み出したわけじゃなくて、供給された資金が株式市場に流れただけで、まだ企業が積極的に活動を始めたわけでも需要が喚起されたわけでもなくて、金融の世界だけの話でして今後どうなるかは余談を許さない状況です。
でねもし安部首相の考え方が国内産業を保護しないまでも成長を促す方向性で考えていれば良いのですけど、根本的な考え方ら規制を緩和してあろうことか外資を呼びこむ、つまり国内産業を育成するなんて考え方は無くて、外国から資本を呼び込んだり規制緩和を積極的に行いまして外国企業に活躍の場を与えようとする方向に進もうとしているんですから、どう考えても国内市場だけに限って考えれば競争相手が増えることで競争が激化して、更に外国資本が日本国内で活躍することで、相当額の富が最終的に海外に流れるって運びになるのは間違いないわけです。
それでも外国資本比率が増えた企業と言いますか上場企業の多くが外国人投資家の株主比率を徐々に高めていますが、規制緩和によって中小零細企業を淘汰しながら業績を伸ばすところが出てくるでしょうから、株価だけは上昇を続けて株価だけを見れば日本経済は復活の道を歩み始めているように見えるかもしれませんけど、実際には中小零細企業を中心として純国内企業の淘汰(倒産)が進んで外国資本の国内浸透が更に進んで、たぶん一部を除いて労働者の賃金は大きく伸びることは難しいのでは無いでしょうかね?
まぁ大阪で市長をやっているハシシタ某なる輩がこれからは日本国内に留まっていないで日本企業も積極的に海外に攻めていくべきだなんて言い始めていますけど、あのね攻めるってのは領土と言いますか自分の本来のテリトリーをしっかり守れていて根城がしっかりしている状態で初めて腰を据えて外に打って出る戦略が出来るのであって、根城が攻め落とされそうなので海外進出を図るなんて企業は根無し草になってやがては倒産するか大資本に吸収される以外にないんですよね。
そんなわけで安部首相の経済政策で2014年の日本経済に明るい未来を予測することが私には出来ないのです。