お荷物社員への転落

その昔は技術革新によって貴重な人材から一転してお荷物社員に転落しちゃった例も数多いようで、有名な話では経理部門でのソロバンの名手ってやつでしょうかね?

今のようにパソコンはおろか電算機ってやつが出回っていない時代には計算をするにはソロバンを使うかタイガー計算機か計算尺をつかうかしかなかった時代でも、売上の集計やら請求書やら会社の経理事務ってのは今と同じように存在していましたから、ソロバンの資格を持っていて計算が早い人ってのは、それこそ会社の中での有能で必要不可欠の存在で、その人が社内にいなけりゃ会社が営業できないほどの存在だったんですね。

ところがご推測の通り電算機が出てきて今やパソコンが一人一台になりまして、ソロバンの名人の生息場所は今やソロバン教室の先生くらいになってしまいました。

まぁソロバンの名人でしたら頭の回転もさぞや早いでしょうから、別にソロバンを使わなくなっても経理部の仕事はキチンと出来たのでしょうけど、稀にねソロバンを使っての計算以外は一切なんにも出来なくて、パソコンだのキーボードの操作なんて無理ですなんて人であれば、有能な人材から一気に会社のお荷物になっちゃうんですよねこれが。

まぁそんな一夜にして転落なんて事例よりも会社の規模が大きいと、大きなお荷物から小さな手荷物まで様々なお荷物社員がいるのが現実なんでして、実は自分は会社にとって必要な人材だと思っていても実はお荷物になっているなんて場合も有るんですよね。

まぁ自分で自分の事をお荷物社員だって気がついていないほうが幸せなのかもしれませんけど、逆にね内心では自分がいつの間にかお荷物社員だって気がついているんだけど、それを口に出して言うことも出来なくて、とにかく毎日なんとなく仕事をしているって人が、実は部長さんとかそれなりの役職の人に多いのではないでしょうかね?

営業職でしたらノウハウの蓄積とか人脈の広がりだとか、社内営業も上手になってそう簡単にはお荷物社員にならないんですけど、技術系の場合はその道一筋であればあるほど技術革新とか時代の移り変わりによって発生する昔の技術ってやつに翻弄されちゃったりするんですよね。

しっかしまぁ昔の儲かっている会社ってのはその辺りの扱いに温情が有りまして、窓際族って社員が生息していたことが、その証拠なんですけど、なんだか今の儲かっていると言いますか利益を出す企業ってのは徹底した合理主義とやらで、お荷物社員は排除します、そのお荷物社員を排除する方法として追い出し部屋なんてのを用意しているんですけど、嫌な時代になったものですね。