身の丈経営というかコンパクト経営

会社を経営していて何が一番苦労するかと言いますと、一つは会社を維持していけるだけの売上の確保といった営業的な部分と、もう一つは人の管理とでも言いましょうか赤の他人を使って自分のために働いてもらうわけですからそりゃ大変なんですね。

ここでいきなり自分の話を致しますととある事情により事業を縮小いたしまして、自宅兼事務所で自分の出来る範囲で仕事を回しているって感じですね。

まぁ真面目に仕事に取り組んでいないと言ってしまえばそれまでなんですけど、新規顧客開拓はなしで紹介ですとかホームページからの問い合わせ対応だけ、しかも移動距離は1時間以内の近場に限って仕事を受けまして、まぁ食える範囲でガツガツしない無理をしないで細く長くやっていきましょうみたいな感じで営業しています。

でですね従業員を3人抱えて一応は都内の一等地に事務所を構えまして営業していた時は概ね毎月の損益分岐点が140万円でしたので、そりゃもう毎月必死になって売上確保に奔走して運転資金を稼いでいましてそりゃもう休みの日でも仕事の事が頭から離れなかったものです。

比べて今の状態はまぁムリしないで出来る範囲の仕事だけ引き受けまして、ちょっとでも無理をしないといけないななんて思った案件はさっさとお断り致しまして、なんて適当な仕事ぶりと言えなくはないんですけど、肝心の収入を比べますと人を抱えて必死で駆けまわっていた頃と変わらないんですね。

まぁ問題点は食べていけるだけの収入を無理もしないし誰かに使われることもないし、嫌な仕事も引き受けないってスタンスでやっていける反面、じゃぁ月収200万円ですとか社長として恥ずかしくない収入を狙えないし、誰かに会社を引く次ぐこともなく私の代でオシマイって事と成長が全く見込めないってところですね。

人によっては独立して経営者になった以上は常に上を目指さないとダメだとか、何もしなければ自然と会社経営なんてのは落ちて傾いていくので常に上に上がっていく努力をしてやっと同じ位置にとどまっていられるなんて意見があって身の丈経営なんて悠長な事を言っていては経営者失格なんて言われてしまうかも知れませんね。

しかしですね企業の社長ってのは売上を上げて会社を拡大するよりもっと大きな使命があると思うのですよ。

それは御存知の通り会社を潰して他人に迷惑をかけないってことで、それが身の丈にあったコンパクトな経営のほうがやりやすいと思うのですよ。