GNP営業

義理・人情・プレゼントの頭文字から

こんなものは廃れていてやっている人はいないなんて思っていたらどっこい営業の世界ではまだまだ使われている営業手法なのかもしれないですね。

GNP営業とはG(義理)N(人情)P(プレゼント)の三大要素を駆使致しまして販売拡大に奔走する営業手法なので有りますが、接待交際費が多い企業においては程度の差こそ有ってもこの手法を知らないうちに行っているのではないでしょうか?

でね聞いた話ではこのGNP営業ってのは日本だけに特殊に発達したものでも何でも無く、アメリカあたりでもターゲットとするお客の誕生日にプレゼントを贈るとか親族に何らかの利便を計るとか色々有ると聞いています。

まぁ最後のプレゼントは別に致しまして義理と人情があるから営業としての活動範囲と言いますか腕の見せ所みたいな部分が出てくるのは確かだと思いませんか?

インターネットの普及によりまして金額ですとか商品の品質なんてのが簡単に比べられるようになりましすと、一極集中が起こりやすくて一部の業界や商品においては上位に数社が販売シェアを独占致しまして他の会社は淘汰されて行くなんて事が起きやすくはなっていますけど、多少の品質の悪さだとか価格の高さなんてのがはっきりしていても、ちゃんと営業マンの力で販売数を確保している企業も少なくないのでありまして、これって少しはGNP営業が関係していると思いませんか?

何と言いますか何ども熱心に通ってきてくれたから、少し高いけどあの営業マンから買いましょうとか、昔トラブルになった時に助けてくれた恩があるから他所では買わないなんて事は今でも結構残っているみたいですからね?

追伸
営業日報や売り上げを集計致しまして顧客を ABC分析して効率的な営業を目指すとか、経費削減のおりですから接待交際費は全額カットですとか、残業を減らしましょうなんて流れの中でGNP営業がやりにくくなってきた企業も少なくないと思います。

それとGNP営業の大御所だった生保の営業が苦戦致しまして、コマーシャルと直販を主体として売り上げを拡大している外資系の生保の躍進によりまして、どうもGNP営業の旗色は悪くなっていますね?

それが良いことなのか悪いことなのか私には分かりませんけど、なんとなくどんぶり勘定とかなぁなぁの世界がどんどん狭くなって来たのを感じている事だけは確かなのでは無いでしょうかね?

営業研修でもそんなGNP営業のしかたなんてものはたぶん絶対にやらないでしょうからね?

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