気持ちのコントロールと仕事の効率向上

一般的には気持ちの切り替えが早い人ほど仕事の能率や効率が上がってより短時間で多くの仕事を処理することが出来ると思われていまして、実際に仕事とか私生活のトラブルや悩み事なんてのをいつまでたっても引きずっていると、仕事でつまらないミスを連発したり仕事に集中できなかったりします。

ただ私が思うに大切なのは気持ちの切り替えよりもコントロールと頭の制御じゃないかと思うんですよ。

例えばね普通に企業で働いている営業社員であっても実に様々な業務を毎月同時並行で処理しますし、これが経営者にもなれば売上のい事だとかたくさんいる顧客の個別の事だとか資金繰りのことだとかを考えつつ、売上アップの方法についても考えなくちゃいけないんですね?

ですからと言うかほぼ全ての経営者も営業マンも目の前に有る仕事に完全集中しているかに見えて、実際には気持ちをコントロールしつつ、頭の方ももっか商談テーブル上のクロージングをしているんだけど、心の片隅では来月の営業戦略のアイデアを残しておいているって感じではないでしょうか?

これはよく言われる事ですけど、無意識であっても心の何処かに特定の事柄について興味を持っていると、自然にその手の情報が目にとまるようになるとか、気が付くとか更にオカルト的な表現をしますと常時意識を持っていると誰かが何故かその情報を持ち込んでくるなんてことが実際に有るんですね?

ですからね頭の切り替えだとか気持ちの切り替えってのは勿論とても大切なことで、それが上手にできないビジネスマンやビジネスウーマンは過去の事に目先の仕事が左右されてしまってそれが障害になって仕事の遂行を妨げることになるのですけど、必要な考え方ってのは気持ちはシチュエーションに応じて切り替えて、頭の方も完全じゃないけど必要十分な割合を目下の仕事に割り当てつつ、抱えている事案であるとか考えておくべきことはしっかり頭の隅にでも残しておいて少しは意識しておくって状態では無いでしょうかね?

まぁ表現を変えるとすると頭や気持ちの切り替えが早いだけの人ってのは単に忘れっぽいだけで、深いところでは何も考えていない人って事も言えるのでは無いでしょうか?

何と言いますか表面上は完全に今のタスクに切り替わって仕事や雑務を処理しているように見えるけれど、バックグラウンドではしっかりCPUじゃなかった頭脳が動いてある程度は処理をしているって今お使いのパソコンのような感じが望ましいのでは無いでしょうかね?