リスクに挑戦しない経営の勝ち

ビジネス書ですとか一般に成功者と言われる企業経営者の創業から成功までの物語などによりますと、成功を掴み取るにはチャンスに果敢に挑戦してリスクに恐れず前に進んだ人が成功する、つまりリスクをとったから成功したんだみたいなのが多いのですけど、普通に商売や会社経営をしている限りにおいては違うような気がします。

そりゃリスクに挑戦して成功を勝ち取った経営者の存在はたしかに有りますけど、その向こうに何人もの無数にリスクに挑戦しそして失敗して経営の表舞台から去っていた人の存在も有るわけで、そりゃ世の中に取り上げられるのは成功者ばかりなんですから、その手のたぐいの話は実情を正確に反映しているとは思えませんし、一旦成功を手にしてしまったらあとは安定経営を目指している人も多いんですよね。

まぁ中には傍目には成功を収めたと思われる会社経営者がいつまでの何度もリスクに挑戦致しまして、たった一度の失敗で全てを失ってしまうことも有るわけで、チャレンジャーに憧れるってのも考えものですよね。

私自身の経験からの話ですけど、ノーリスクの商売とかとにかく失敗をしない可能性が高いって事は大きさはともかく成功する可能性が有るわけで、たぶん20年以上継続して営業している会社のほぼ全てがやっている経営ってのは、可能な限り経営的なリスクを回避および排除しながらその中で実行可能な戦略や営業をしていっていると思います。

例えばコンビニエンスのフランチャイズチェーン本部の最大手、セブンイレブンってのが有りますけど他のフランチャイズチェーンを引き離して独走態勢に移ろうとしていますけど、ここの経営ってのはタイアップしたりプライベートブランドを作らせたりするのは必ずその業界でのトップブランドや老舗企業と組むので有りまして、業界四位で低迷を続けるどこかのフランチャイズチェーンのコンビニエンスストアのように、某国の麦酒メーカーにプライベートブランドを作らせたりしないのです。

他にも電機メーカーなんてのは最たるものでその昔に松下電器産業がマネシタデンキだとか揶揄をされていましたけど、とにかく商品開発においてリスクを取らないと言いますか、他社が出した製品でヒットしたと見るや素早くそれを上回る製品を開発市場投入致しまして、圧倒的な営業力を誇る全国いたるところに張り巡らせたナショナル店会の販売網で売りさばくなんて、実に堅実で石橋を叩いて渡る経営をやっていましたよね。

まぁ中小零細企業にこんな真似は出来ませんけど、リスクを極力排除する姿勢ってのはとても大切なのです。