営業は怠けるから目標が必要?
どんなに売れている営業マンでも直接お客と対面して物やサービスを販売してくる、つまり相手のお財布や金庫の中から現金をもらってくる役目を生業としている職業では様々なストレスやよろしくない現実の中で仕事しなくちゃいけませんから、気を許すととか売れても売れなくても給料も一緒で社内の叱責もなければ賞賛もなければ、まぁ普通に仕事の方は適当にサボってしまうんでしょうけど、売上目標の一番の目的が営業が怠けるから目標を設定するじゃいけないと思いますね。
売上目標の意義や意味については人それぞれ意見があるのかもしれませんけど、私は山登りに例えた話が一番ぴったり来るんです。
人が登る山を売上目標に見立てるわけですけど、目標が何もなければ人はどっちの方向に進めばよいのかわからなくなりますし、無闇矢鱈と自分勝手に方向を決めて進んでいたら遭難してしまったり迷子になってしまったりします。
で売上目標なる営業マンの技量やテリトリーによって高さが違う山を目標に設定いたしますと、そのために必要な装備を整えたり、営業活動に置いての装備ですからプレゼンテーション資料だったりカタログ・パンフレットの類を営業カバンに準備したり、目標の高さに登るための技量や体力を身につけるために社内ロープレや営業研修などで技量を磨いたりするなどの具体的な行動に移れるわけですよね。
まぁそれを怠けるから営業には売上目標の設定が必要だからといった表現も出来るわけですけど、山登りをする人の楽しみと言うか何のために登るかの一つに頂上にたどり着いた時の達成感ですとか爽快感も有りますよね。
営業活動におきましても同じようなもので、もし売上目標が何も設定されていなくて売れるだけ売ってきなさいなんて状態でしたら、いくら沢山多くの金額を売上計上いたしましても、いつまで経っても達成感が味わえませんから営業マンだってしまいに疲れてきてしまいますし、上司だって部下に達成すべき目標がなければ励ますとか喜ぶなんて時にタイミングが掴めませんからね。
最後に営業マンの売上目標設定について一言
もし上司や管理職が部下の売上目標を設定するのでしたら、それは結果を見ればその上司が市場の状況や自社の競争力や部下の能力をどのくらい把握しているのかを推し量るバロメーターにもなるんですね。
前にも書きましたが営業マンの売上目標の設定ってのは、頑張らないと未達成になってしまって、頑張ればちゃんと達成できるくらいの絶妙な数値に設定するのがとても効果的ですから、間違っても会社の維持には最低限この金額が必要だなんて、営業マン本人の能力と関係ないところで目標設定いたしましても、かえって最終的な売上は低くなってしまうものなのです。