営業の仕事と社内の居心地

特に個人相手に訪問販売をしている販売会社の営業に多いような気がするのですけど、社内の雰囲気が何時も緊張感が漂うといいますか、ピリピリした雰囲気で冗談なんて言う雰囲気じゃないなんて所が多いような気がします。

人並みに売上を上げている並以上の営業成績の営業マンならまだしも、売上が上がらない成績不調の営業マンだとか、数日間に売上ゼロなんて状態でしたら、売れない営業マンは人にあらずなんて感じで叱責されて社内にいる場所がないなんて会社も少なくないのかもしれません。

こんな厳しい販売会社ってのはある意味では意図的にそんな雰囲気を作り出している所がありまして、昔からそうやって営業マンは常に社内のプレッシャーに晒されていないと、会社を出てお客のところへ行っての営業活動でかかる様々なプレッシャーに耐えられるように耐性を付かないだとか、昔からの伝統でそういった社風に馴染む人だけが社内に残って出世していくから伝統が継承されるなんて面もあると思います。

しかし長年私も営業の世界で仕事をしてきた経験から言いましてそれって逆だと思うんですよね。

プレッシャーに対する耐性なんてものはどのみち営業経験を繰り返し積んでいけば勝手に付いてくるものですから、社内でまで必要以上に営業マンに売上圧力をかけても成果には結びつかないと断言できます。

それよりもですね全ての営業マンにちゃんと社内に居場所が有って、どんなに営業での訪問先で厳しいことを言われようと、辛いことが逢っても社内に帰れば苦労を共にする仲間が居てほっと出来る場所が存在したほうが、会社を一歩出て様々な厳しい局面でプレッシャーに耐えられるものなんですよ。

営業の仕事ってのは一部のチーム営業だとかグループ営業な場合を除きまして、外回り中はとっても孤独な一人のタタカイなのでありますから、わざわざ社内に戻ってきてからも孤独な気持ちを継続させてメリットは何も無いのですけど、管理職としての能力が低い人ほど単純に部下を締め付けるとかプレッシャーを与える以外に脳がないわけすよ。

売上の落ち込み→部下を厳しく追求したり叱責する→部下が萎縮→最初に戻る なんて無限ループにはいっている場合が結構多いんですよね。

そもそもですね、売上の上がらない営業マンに対して、どうするんだ!とか、絶対に数字を作ってこい!などと全く具体性のない威圧だけ与えて状況が好転するなんて事は絶対ないのでありまして、本当は売上の上がらない根本的な原因は単に社内の雰囲気を暗くしている上司の存在な場合が多いのですよ。