営業の仕事に見切りをつけて退職を考えている人へ

まともな統計資料は有りませんけど、どう考えても数ある職種の中でも離職率が一番高いのが営業の仕事であるのは間違いないと思います。

学校を卒業してどこかの企業にめでたく入社して配属されたのが営業部だったなんて本人の意志に関係なく営業マンになってしまった場合も有りますし、最初から営業マン募集で就職した人もいて営業の仕事に携わるスタートは色々なんですけど、仕事はとても大変だしお客との対応は難しいし、売上実績がまともに出ないと真面目に頑張っていても上司からは叱責されるしと、営業の仕事なんてものはお客から怒られて上司からも怒られるといったまるで謝るのが仕事みたいなところがありますからね。

ただですねどんな職種であっても仕事に慣れてだんだんコツが分かってきて、人並みに仕事が出来るようになるまである程度の年月が必要なのは営業の場合も他の職種でも同じなんですけど、違うのは営業職の場合は習熟するのに個人差が大きいって事なんですよね。

そういえば私も三十歳になるくらいまでは、他に出来る仕事もないし肉体労働はしたくないし、やっぱり背広を着てネクタイを締めて仕事したいなんて極めて消極的な考えで営業をしていまして、会社に行きたくないだとか客先に訪問したくないなんて思っていた時期のほうが長いくらいで、私自身に元々営業センスがあるのか無いのかは不明ですけど、ああ今後もやっていく仕事は営業しか無いなと思い出したのは四十を越えてからで、何か他に楽でだれでも出来て給料が良い仕事が目の前に現れたらとっくに営業の仕事なんて辞めていたと思います。

さてこのコラムを読んでいるあなたが営業経験2年以内で営業の仕事に見切りをつけて退職や転職を考えているのであれば、もう少しだけ頑張ってみてから考えてみましょう、まだ二十代だと思いますし。

営業経験が二年以上で有れば転職を考えるのも良いでしょう、私の経験値からの話ですけど一言に営業の仕事と言っても、個人に何か売るとか法人にセールスするとか扱う商材によっても業界によっても同じ営業の仕事でも天と地ほども職場環境も違いますし、過去に様々な職種の営業畑を転々と転職を繰り返しまして、そのまま芽が出ない人も居ますけどいつか途中で水を得た魚のように営業マンとして開花する人は多かったりするんですよ。

たぶん転職しても営業の仕事をしているからノウハウや経験が蓄積していったのでしょうし、複数の企業を渡り歩いた事によって多方面での営業スキルが学べていつかついに花咲いたって感じじゃないでしょうか?

実は二十年ほど前に一緒に一時期働いた人と昨年ばったりお会いする機会があったんですけど、当時はダメダメ営業マンの典型みたいな人で何社かの転職を繰り返して私の前からも消えていった人なんですけど、二十年ぶりに逢ったその元ダメダメ営業マンはなんと中堅企業の営業部長をやっていましたよ。

まぁウサギと亀の話でも最後は亀の歩みが勝ってしまいますからね。