会社の寿命と創立15年を超えての回想?

確か昔聞いた話だと起業して5年後も生き残っている確率は一割にも満たないみたいな話を聞いたことが有りますけど、気がついたら私の会社は創業してから15年を経過しているじゃないですか?

これもひとえに私のお陰と自分を褒めちゃったりしちゃうので有りますけど、今回のコラムではそんな話題について考えてみたいと思います。

思い起こせば15年前に一念発起して会社を辞めて独立、で自宅の一室でスタートして半年後には事務所を開設して社員を入れて、やがて都内に事務所を構えて社員数も増やして・・・結構ここまでは業界全体のパイが拡大していましたからボンクラ社長が経営していても、それなりに成長はできたと思います。

やがて今度は向かい風を感じ始めて事業を縮小して自宅に引っ込み現在に至るなんですけど、会社を何とか存続できたのは縮小をを何とか会社を潰さずに完了できたって事でしょうね。

さて具体的な資料が一切手元にない状態で書き進めますが私が社会に出た頃は、基本的に終身雇用が当たり前みたいな感じでしたから、務めていた企業が倒産して路頭に迷うなんてのは数少ないケースでまぁ景気も右肩上がりでしたから、それなりに真面目に働いていれば再就職もなんとかなる時代が結構長かったと思います。

確かに零細企業ですとか中小企業の倒産はそれなりに有ったと思いますけど、一応社会の雰囲気みたいなものは会社ってのはちゃんと営業活動をしていれば倒産なんて滅多にしないものだ、だから倒産イコール問題企業みたいな認識が有ったように感じるのです。

さてあたりを見回してみますと結構なハイペースで倒産しているので有りますけど、原因として昔と同じように売上不振が最も多いのでしょうけど、例えば為替相場の変動だとか原油価格の高騰みたいな社長や企業がどう手をつくしても避けようのない外的要因みたいなものが増えているような気がしますね。

推測するにデフレと円高によって一気に全国的に勢力を拡大した100円ショップなんてのも、今の為替レートのように円安が進んでしまいますと現在の価格体系は維持できなくなりますし、輸入食材に頼りきっている外食産業なんてのも収益面で厳しくなっていると思いますが、何というか会社の寿命に及ぼす外的要因の割合がどんどん高くなってきていると思うのです。

つまり今は成功者の地位にいても三年後には分からないみたいな時代のようなんですよね。