社員の順位付けやランク分けについて考える

楽天の大久保監督(通称デーブ)が管理下の選手に対して順位付けをすると発表した事が一部で話題になっていますけど、実際にやるとなると難しいというかプラス面よりもむしろデメリットのほうが大きいのでは無いでしょうかね。

会社組織においても組織内の暗黙の了解みたいなもので平社員の中でもあいつが一番頑張っていて次に主任に昇格するのはあの人だみたいなコンセンサスが自然にできている方が私は健全な組織じゃないかと思うのですよ。

つまり管理者が表立って順位付けやランク付けしなくても組織内の全員が分かっていて暗黙の了解みたいになっている現状と何らかの尺度によってその順位や尺度が違ってきた場合にモチベーションの低下などデメリットのほうが大きいと考えるのです。

さてそうですね海に住むクジラと百獣の王ライオンとどちらも同じ哺乳類に属する動物ですけど、どっちが強いかとか偉いかを誰もが納得出来るように優劣を付けろと言っても誰にも出来ないと思います。

そんな極論を持ちださなくても例えば最も具体的に数字で成果が現れる営業職に関しても優劣が付け難い場合も多いのですよ。

A営業マンは田舎を受け持っていて広いテリトリーに点在している小さな代理店何店も受け持って売上を作っている。

B社員はメガクラスのとても大きな商社を一社受け持ってそこで売上数字を作っている。

A社員は非常に広い地域を毎日駆けずり回って売上をかき集めているのに対してB社員はさほど肉体的には苦労すること無くB社員の3倍の売上目標を抱えている。

じゃA社員とB社員を競わせるために明確な指標を作ろうとしても、なかなか実現不能なので有りまして、比較的公平な評価がなされると思われる前年同期比の売上増減のパーセンテージなんてものを使ったとしても、やはり他の様々な要素が入ってきて誰もが100%満足出来る指標を作ることは無理なのであります。

思うに社員を順位付けしちゃうだとかランク分けするのって経営者の頭の中には社員同士で競争原理を働かせて競い合わせれば、もっと業績が上がるんじゃないかって感じだと思うのですがどうですか?

そんなね、あからさまな事をしなくても社員が愛社精神を持っていて恥を知っていれば自分の居場所である社内でみっともない姿をさらけ出すような仕事はしたくないって思いが、一番のモチベーションになって下手に順位なんて付けるよりも何倍もやる気が出るものなんですよ。

違いますかね?