ブランドの消滅事例

街を車で走っていたら久しぶりにホンダのシビックにお目にかかったのですが、そういえばとても世の中に定着していたビッグなブランドが途中の営業戦略の失敗によって消滅しちゃうことって大きなメーカーでも有りますよね。

私が初めて購入した車がホンダのシビック3ドアハッチバックだったんですけど、基本的に大衆がシビックに抱くイメージってのは、あくまでもエントリーカーと言いますか大衆車でしか無かったわけです。

大衆車と言っても優れたコストパフォーマンスで販売台数を伸ばして、ブランドをかなり世間に定着させましてホンダの代表車でもあり、たぶん同じくらいのブランド浸透率を作りあげようとしたら10年じゃ無理でしょうね。

そんなシビックが日本では販売されなくなってしまったわけですが、この失敗の原因はハッキリ言ってせっかく人々に愛される大衆車としてのブランドを確立したのに、車体もエンジンも無駄に大きく致しまして3ナンバーの高級車に仕立てあげようとして失敗したわけですよね。

だってエントリーカーに乗っていた人が収入も上がって上のランクの車に乗り換えようと考えた時に、あまりにも大衆車としてのブランドが確立してしまっている車は買わないでしょう。

いくら規格が3ナンバー車にになって値段も高級車になったとしても、世間一般のシビックに抱く車のイメージはあくまで大衆車なので、例えば社長さんは車は何に乗っているの?

はいシビックに乗っています。

会社の社長さんなのにシビックなんて大衆車に乗って庶民的ですねって感じになってしまいますからね。

たぶんカローラセダンが消滅したのも全く同じ理由だと思いませんか?

カローラといえば誰がどう考えても年が未だ若い夫婦の家庭向けファミリーカーの代名詞なんですから、下手に助平根性を出して高級路線に走ってはダメだと思いませんか?

でまぁシビックにしてもカローラにしても高級車に格上げしてしまった穴は新しい車種の投入で埋めてしまっていますから、後になってダウンスケールして大衆車に戻すわけにもいかず、結局は中途半端な高級車になって売上低迷でブランドが消滅してしまったわけですよ。

まぁどんなブランドであってもブランドが確立するまでに長い歳月をかけて世間に浸透させているんですから、同じように長い歳月をかけて出来ない限りは路線変更はしてはいけないのです。

消失は結構簡単だけど確立するのはとても大変なのがブランドイメージですからね。