インフレとデフレ下の企業戦略

今回のコラムはイメージ的な話になってしまうと思いますが、経済状況がインフレの時とデフレの時に伸びる企業だとか企業が取るべき成長戦略が変わってくると思いますが、そんな事を書いてみようと思います。

当然の話ですけどインフレ状態の時は景気が良くてデフレ時は不況ですからインフレの時ってのは何せ供給不足な状態ですから、人員を確保して供給力を重視すれば企業は成長しますし、また結構いい加減な経営をしている二流経営者でも、なんだかんだで会社は運営できてしまうって感じですよね。

デフレの時はインフレの逆ですから、成長するには徹底した経営の合理化とか効率経営を旨として他社のシェアを奪いながら成長するか、もしくは嵐が過ぎるのを待つがごとく出費を抑えて第一目標を企業の存続に持ってきて、倒産の危険が伴うような投資や成長を目指さないって感じでしょうかね?

ここで少々個人的な話を書きますが、1999年に創業してIT業界は2000年の半ばまで成長をしていましたから人員を増強して面白そうな案件や分野が有れば、まずは手を出してみるって感じで一応は成長していましたが、徐々に競争が激しくなってきて単価が下がるとか、日本全体がデフレ不況の中にどんどん沈んできて、戦略の変更を余儀なくされましたね。

雇っていた社員の退職を機に人員の補充を行わないで、事務所を引き払い必要最低限の収入を確保しつつ、会社そのものをとにかく潰さないで存続させることのみに専念させて現在に至っています。

さて先行きは不確実ながら日銀の金融緩和や大胆な財政支出でもしかしたらデフレを脱却して景気が良くなる可能性と言いますか光が少しだけ見えてきたような気がしますので、一応念のためインフレ時の企業戦略を考えておく必要があるのではないかなと思っているところです。

つまり嵐が過ぎたら外に出て、インフレ状態でしたら現金の資産価値はインフレ率に正比例して下落していきますから、デフレから脱却する直前に資金を借りてしまったほうがお得ですし、人材の確保に関しても本格的にデフレ脱却してインフレ状態になったら、簡単に能力の高い人材を確保できなくなりますから、そっち方面にも手を打っておく必要が有るでしょうね?

もちろんですが資金を確保して人材を集めるのは、商売(ビジネス)を遂行するための手段でしかないわけで、実際にどんな分野で何をやって業績を伸ばすのかってのが重要になるわけですけど、そりゃそんな事をここに書いて不特定多数の人に公開するわけ無いじゃないですか、そこはそれぞれの経営者が考えて胸に秘めておくものですよね。