簡単な事を難しく見せる
営業マンの仕事ってのはより多く販売かつ高く販売して多くの利益を所属する会社にもたらすことですから、時には簡単な仕事を難しく見せたり、逆にとても難しい仕事をいとも簡単にやって見せたりする演技力も必要になってくるわけです。
私がまだサラリーマン営業でパッケージソフトの開発会社にいて営業でお客様先でデモンストレーションをする時には、色々と出される難しい課題を、結構内心では汗をかきながら表情は冷静にいとも簡単にやってのけるってのが日常でした。
それから独立してパッケージソフトから受託開発の分野に移ったわけですけど、パッケージソフトを販売していた頃は難しい事を簡単にやってのける専門で良かったわけですけど、受託開発になりますと今度はそれに追加して簡単な事を難しく見せてより高い金額が提示できるように頑張るって演技の幅を広げる必要が出てきてしまったわけです。
まぁずっと長い間のサラリーマン営業経験のお陰で?難しい事を簡単に見せる方の能力が高くなって、どうも基本がそっちになってしまいまして、本当はもっと高い金額を提示しなくちゃいけないのに、そんなの弊社なら簡単ですよって赤字になるような金額で受注してしまって、後で後悔することのほうが多いですけどね。
でね思うには難しい事を簡単に見せるってのは意外と簡単でとにかく実行可能な事であれば、出来ますよそんな事簡単ですねと即答すればまぁ無事に成功するんですけど、逆の場合は結構これが難しいわけです。
つまり開発に限らずお客さんから言われた要望ですとか様々な案件について、実際に簡単な事であったら要望を出している相手も実はその事を知って上で営業マンに要望しているのかもしれませんし、もしも商談が他社と競合状態にある場合でしたら、これは簡単な事は簡単だと言っておくしか無いわけですね。
実際には手を付けてみて難しいか簡単かが初めて分かるって場合も多いんですけどね。
そんな演技力のような営業マンのスキルですけど、これってのは拡大して演技の幅を広げていきますと、実際は原価がとっても安い商品や製品をとても効果なものだとお客に思わせてより高い金額で販売するっていう、営業マンのスキルの重要なところをカバーできるようになるんですよね。
そんなわけで正直な正攻法の一本槍ってので営業に成功する場合も少なくないのですけど、使うとか使わないは別にして営業マンってのは普段から演技の幅を広げておく必要があるのです。