経営者と虚栄心

普通に考えれば経営者を志すとか自らのたっての希望で人の上に立ってお山の大将として活躍しようとする人は大なり小なり虚栄心が他人よりも強いと思うのですけど、それでも会社の経営者ってのはある程度は意識的に虚栄心を持つことが必要な場合も有りますし、逆にそれが強すぎる人は自分でコントロールしてセーブしなくちゃいけないと思います。

そういえば私は殆ど見たことがないのですけどマネーの虎とかハイエナとかいう番組がありまして、起業家希望の人が自分のビジネスプランを披露致しまして、それを審査員みたいな立場で参加している自称カリスマ経営者が判断致しまして、この事業内容または希望者が成功すると判断したら事業に出資をするみたいな番組が有りましたよね。

マネーの虎に出資者として出演していた社長たちは一癖も二癖もある人たちだったと記憶していますが、上から目線の派手な言動で経営のことはプロであるかのような振る舞いで希望者に接していましたけど、その後の出演者(出資者)の現状を見ますと、今でも活躍している人も居ますけど、多額の負債を抱えて倒産してしまった人とか事業を大幅に縮小して何とかやっている社長など、今にして思えば単なる虚栄心だけであんな番組に出演していたんだなぁと感じますね。

まぁそもそも会社の業務(経営)に一生懸命取り組んでいたらあんな番組に出ている暇は無いはずですし、多少は知名度の向上に役立ったかもしれませんけど、下で働いている従業員ですとかの不満の種になったり、同業他社から目をつけられて足を引っ張られる可能性だって高まりますから、マネーの虎への出演は本当はセーブしなくてはいけない虚栄心をつい表に出してしまった経営者も居たってように感じるんですね。

そんなわけで経営者の虚栄心が間違った方向に進んでしまうと会社ごと撃沈してしまいますなんて例は探せばいくらでも出てきそうなんですけど、逆に虚栄心が全然ないってのもまた色々と問題が有るんですよね。

まぁ別にブランド物に身を固めて自家用ジェットを所有するなんて事をする必要はありませんけど、一応はぱっとみてこの人は会社の社長っぽい人だなって位にはわかる身なりを致しまして、人と食事をする時に間違っても100円マックで済ませるだとかそーゆー経済的な状況を危ぶまれて見られるようなことは絶対しないくらいの虚栄心は必要なわけですね。

やっぱり会社の代表ともなりますと他人の目って存在を意識しないと長くは続かないと思うんですよ、いろいろな意味でね。