転職リスク(営業職)

営業職というのは離職率が高くて中途採用者も多いので他の職種に比べて転職時のリスクは低いです。

特にある一定以上の営業経験が有る人であれば特定の企業で全然目が出なかった人でも転職して違う会社で働き出したら、まるで水を得た魚のように活き活きと働き出して重要な営業戦力になる場合も少なく無いですから、もし今の会社で営業として芽が出ていない状態でしかもまだ40歳以下でしたら転職は悪く無いと思います。

ただし今働いている会社でトップ営業マンとして働いているのだけど、どうも待遇が働きに見合っていないだとか、上司が気に入らないなどの人間関係などによってせっかく今の会社で出来る営業として働いているのに大きな夢を見て転職するのはある程度のリスクがあると思っておいたほうが良いでしょうね?

まずその理由として自分の実力と会社の看板とどちらで売れているのかって事を冷静に考える必要があるでしょうね?

ざっくり書いてしまいましたら中小零細企業の営業職の方でしたら、まぁ何処に行ってもそれなりに使えるのですけど、大きな企業に勤めていた俗にいうエリートな人ってのは転職して他の会社に行った途端にただの人ならまだしも、プライドだけは人一倍な使えない人になってしまう場合が少なくないのです。

まぁ名もなき会社と有名企業を名乗っての場合と、そりゃあポイントを取るという営業活動の最初の一歩の段階で、難易度が会社によって全然に違うのでありまして、聞いたこともないような会社から電話がかかってきてアポイントをお願いされる場合と、例えば三井とか三菱あたりの大企業からアポ電話が来た時と全然違いますからね?

この辺りは実際私が上場企業から独立して同じように営業活動をしてみて、その違いにびっくりした実体験から書いています。

後ですね意外と企業が固有に持っている文化の違いって大きいのですよ。

この企業文化というのは具体的に書くのが難しいのですけど、老舗の石橋を叩いて渡る方式で何事も準備万端整えて販売に乗り出すような企業がある反面、とにかく走りながら泥縄式で販売を開始する企業ですとか、同じものを販売していてもそのやり方が全然違うですとか文化の違いって結構大きいのです。

それに素直に素早く馴染めて対応できるような人なら良いのですけど、すっかり今まで務めてきた企業文化に染まっているような人は、例え実力があったとしても転職して失敗する確率が高いと思うのです。

ですから他人の意見を聞く必要性は低いですけど、自分のことは冷静に判断する必要があると思うのです。