退職強要と対応

今回のコラムに関しては経営者側の立場で書くことをお断りした上でさっそく本題に入ろうと思います。

私の過去を振り返ってみますと自分の指導力不足を棚に上げて、給料泥棒以上に他の真面目な社員に良い影響を与えないので、会社に来ないで欲しいと思った社員を部下に持った事が有りますね。

で退職してもらおうと思っても、人事部ではそんな事を許可しませんし、社則で素行不良等で解雇できる規定があっても実際には無理なんですよね。

これが会社の経費を横領したですとか無断欠勤が長期間に及ぶなんて場合は別として、抽象的な表現の規定で一方的に解雇することは現実的に出来ないのです。

で思い切って解雇したとしても、相手が悪いと労働基準監督署に訴えられたり、ネットで情報が拡散する時代ですから迂闊なことは出来ない時代なのです。

この問題ははっきり断言すると経済が右肩上がりにならない限り根本的に解決しない問題なのです。

景気が良くて全体的に人手不足な時代でしたら、極論すれば気に入らない社員を一方的に解雇しても、解雇された社員は別の会社に就職すれば良いだけの話ですから大きな問題になりにくかったわけですけど、社会が二極化していますし会社を解雇されたとなると簡単に同等以上の条件で再就職出来る可能性は非常に低いですからね。

さて現状を嘆いていても何も始まりませんから次に進みますけど、今も全国に退職させたい社員を抱えていて悩んでいる社長は多いと思います。

私からアドバイスするとしたら決断は早ければ早いほど良いということです。

短絡的にでは早速問題社員に退職強要しましょうという行動だけじゃなくて、例えば社内規程を見直すみたいな事も含まれてきます。

大切にしなくてはいけない事と優先順位

仮に社員が30人在籍していて、その中の一人だけが問題社員だったとします。

では29人の真面目な社員と1人の問題社員のどちらを大切にしなくてはいけないかって事です。

特に不良社員を放置していますと、数年で不良社員や問題社員が増加する可能性だってあるのです。

まぁ真面目な社員から見たら、いつまでも放置しているというのは問題社員の方をより大切にしていると見られかねませんし、そんな状態が長く続いてしまいますと何故か増殖しちゃうのが組織なんですよね。

何と言いますか経営者というのは不作為な行動にこそ注意を払わなくてはいけないという事です。

追伸 真面目に働いているつもりなのに退職強要されたと感じたら

まぁ実際のところはわかりませんし、個別にお答えは無理なのですけど今の日本国内労働市場の状況から言えば、会社に定年まで席があると思っているのは考え方が平和過ぎると思うのです。

誰がどう正論を言ったとしても外資系企業も今後増えると予測されますし、経済状況が急に好転するとも思えないので、やっぱり自分で備えを怠らないようにするしか無いと思うのです。

何が正しいとか正論だとかはさておいて、現実に対応する事が一番大切ですよね。