社内会議とバイアスの問題

私の場合はずっと営業職なので社内会議といえばもっぱら営業会議ですとか戦略会議みたいなものの類なんですけど、基本的に会議というのは参加者全員の意見を集約して・・じゃなかった集約するんじゃなくて意見を出し合ってよりベターな方向を探るって事にあるんですけど、時に社内の地位だとか力関係が原因で妙なバイアスがかかることもあるわけです。

特にね複数の部署の人間が参加して行う会議、例えば技術系の社員と企画部の人間と現場の営業マンが参加して今後の商品開発や販売方針を決めましょうなんて時に正しい答えよりも発言力が強い方の意見が優先されるって事も出てきますよね。

つまり市場を客観的にとらえたデータですとか正論よりも発言力の大きい意見に対して流されるようなバイアスが掛かってしまって、会議を開かないほうが良かったなんて場合も出てくるかもしれません。

まぁ酷い会議になると議事進行社は上席の社員の顔色ばかり見ているし、責任者のご意見をみんなで拝聴するお話会なのか演説会なのかよくわからん状況で記憶に残っているのは誰かが上席にヨイショするかのごとく、無批判に賛同する姿なんて状況にはしたくないですよね。

他にもね会議のような社員が集まって集合体になると時にバイアスが発生してしまって流れが決定する事が色々出てくるんですけど、この手の変なバイアスが発生しないようにする方法が有ります。

これは会議をより効率よく進めることと幅広く意見を募るのに有効な方法なのですが、これは簡単な事で事前に会議の出席者に文章で自分の意見を出してもらって、会議開始直後にそれらを全員に配布致しまして、まずは全員の意見をよく読んで必要に応じて各自補足で話をさせるって感じです。

やっぱり根拠がなくても自分の意見に自信満々のやつが実に大きな声で力強く最初に意見を言ってしまいますと、もうその時点でその方向へのバイアスが発生してしまうのですから、先に声のでかいやつとか上席の役職者が自分の意見を述べてしまうとダメなんですね。

しかしながら現実にはまずは上席の役職者が率先して自分の意見を滔々と述べて、ではみなさんご意見をどうぞみたいな感じが多くて、もうのっけからバイアスかかりまくりな状況の中で会議がスタートして最後までその流れが変わらないなんて場合も多いんですよね。

中には自分の自信満々の考えに反論されてひっくり返されちゃうと何故か急に機嫌を損ねちゃうような人間性に大問題を抱えている人も存在しますからね。