ジリ貧対策と茹でガエル

茹でガエルの話は結構有名ですけどカエルを熱いお湯に放り込むとびっくりして飛び跳ねて逃げ出しますけど、カエルを水の中に入れましてゆっくりと火にかけて温度を上げていくと、カエルは気が付かないで気がついたらゆで上げっているって話ですよね。

さて例えば売上が徐々に下がっていくとか営業に関する場合の話を致しますけど、基本的には営業マン個人でしたら多少の数字の落ち込みであっても上司が素早く察知致しましてはっぱをかけますし、会社全体の売上がジリ貧であれば損益分岐点なる厳密なラインが有りますから、知らない間にジリ貧になって取り返しが付かないなんて事態にはならないんですけど、自らちゃんと営業的にジリ貧状態になっている事に気が付いていても有効な手が打てなくて困っているって場合は非常に多いんですよね。

例えば何処かにお店を構えていて売上が前年対比で3%とか下がっている状態なんてのは、傍から見れば多少の落ち込みで誤差の範囲みたいに感じるかもしれませんけど、当のお店にとっては死活問題なわけですよ。

具体的に書きますと粗利率10%の商売をやっていて売上が5500万円で粗利率10%で営業利益が約500万円になりますが、ここで売上が3%ダウンいたしますと売上5335万円で粗利535万円と考えちゃいけないんですね。

これに損益分岐点を加味いたしますと損益分岐点が5000万円でしたら売上3%ダウンが営業利益では50%以上の落ち込みになってしまうわけですから、何らかのジリ貧対策を打たないと会社が潰れてしまうわけですよ。

しかし実際にジリ貧対策ってのは非常に難しくて、大手企業などでやっているジリ貧対策の多くがですね、人件費の削減ですとか不採算店舗の閉鎖ですとか、試算の売却による借り入れの圧縮などなど、V字回復を達成しましたなんて景気の良い話のように聞こえるけど実際には業績の下落に合わせて贅肉を落としましたみたいな場合が多いんですよね。

まぁ贅肉を落とせるだけの余分な部分を持っているだけの大企業でしたら、そんな芸当が出来るわけですけど零細企業や中小企業は元々無駄な部分は一切なくて逆に様々な分野、マンパワーも資金力も不足している状態で営業しているんですから、本当のジリ貧対策をしなくちゃいけないわけですよ。

でねここで安売りに走るだとか勝算のない広告宣伝作戦を実行するなんて事をやってジリ貧どころか、急落への道へ進まないようにやはり基本に立ち返って商売を見つめなおすってのは鉄則じゃないでしょうかね?

事実、現実をしっかり把握して基本に忠実にが最初の一歩って鉄則、言うのは簡単ですけど実行は結構難しいので有ります。