部下の性格やタイプの違いを考慮する必要性
自分が理想の上司じゃないのと同じで理想の社員が入ってきて自分の部下として自分を盛り立ててくれるなんて事は宝くじに当たるよりは確率が高いのかもしれませんけど、まぁ基本的には上司の指導や教育によって部下は正しい社会人として成長したり、上司によってはダメ人間になってしまったりするわけですね。
会社に入ってくる新入社員は一応はそれなりの教育を受けて入社試験を突破して入ってくるわけですけど、性格は千差万別で明るい社員や暗い社員だとか寡黙だとか、おまえちょっと黙れみたいな奴も入ってくるわけで、ここで上司と部下の相性といいますかそんなものが発生しちゃうんですよね。
まぁ課長とか主任クラスの管理職なんてのは管理職としてはまだ初心者ですから、中には性格がネジ曲がっていて単に部下の性格やタイプみたいなものだけで、部下の好き嫌いを表に出しちゃうなんて人間性に問題がる人もいるんですけど、今回はそんな話題はさておきまして部下の性格やタイプによって接し方を変えるだとか、そんな必要性について考えてみたいと思います。
確かにね精神的に弱いと言いますか小さなことで直ぐに落ち込んじゃうとか凹んでしまうような部下は、何かで叱責したら後でちゃんと何らかの形でフォローしとかないと落ち込んだまま戻ってこないなんて上司のフォローの必要性は感じますけど、私個人の意見としては部下の性格やタイプはあまり考慮して部下との接し方を考える必要は無いんじゃないかなと思います。
強いて言えば跳ねっ返りで我が強いとか、我儘な社員なんて会社組織から明らかにはみ出ているような異分子みたいな社員には特に強く上から押さえつけるみたいな接し方が必要な場合もあるかと思いますけど、それ以外はさほど考慮は不要なんですね。
一昔前から教育の世界なんかで個性を伸ばすみたいな話もありますけど、会社組織ってのは個性だらけではメリットも多少有りますけどデメリットのほうが大きいと思いませんか?
何と言いますか20年とか営業を継続している企業で数年とか一定の年数務めている社員ってのは不思議なほど何か共通の雰囲気を身にまとっているように感じませんか?
容姿も話し方も何もかも違っていても同じ会社で5年とか勤めていますと、基本的な考え方ですとか何か根本的な何かが共通のものになっているように感じるので有りまして、たぶんこれがね組織力を発揮できる原動力じゃないかと思うのですよ。
ですからね部下の性格やタイプによって上司が変化するような事をして組織力は発揮するのと逆の方向に進む必要はないと思うのです。