営業管理と部下へのプレッシャーと鬼の上司

営業部長とか大勢の営業マンを束ねる人の中には結構な確率で部下を威圧してプレッシャーをかける人っていますよね、最近は減少傾向みたいですけどね。

普通に考えれば誰も部下から嫌われたくはないでしょうし、何時もニコニコしていて仕事が円滑に進むのであればそうしていたいのでしょうけど、やっぱり営業現場においては必要最低限の部下へのプレッシャーは必要だと思います。

これは私の過去の体験に基づく事でもあるのですけど、上司が部下にプレッシャーを与えるメリットは2つ有ると思います。

一つ目はね部下の営業マンが客先で感じる様々なプレッシャーや嫌な体験に打ち勝てるようにするって事です。

つまりですね高圧的なお客に頭越しに色々言われるとか営業マンが一歩社内を出て客先に訪問した時には色々なことが営業マンに降り掛かってくるわけですよね。

そんな時に社内での状況がぬるま湯と表現すれば良いのでしょうか、一切のストレスもなくのんびり牧歌的な状況であれば客先でのプレッシャーに弱い営業マンが育ってしまいますけど、逆に社内に鬼の上司が普段から部下に睨みを効かせているような状況でしたら、少々のお客の嫌味もお小言も頬に当たるそよ風くらいにしか感じませんから、どんなお客に遭遇しても平常心で営業活動に専念できたりするメリットが有るわけです。

ただコレも度が過ぎた鬼の上司ぶりを発揮しちゃいますと退職者の続出みたいな事になってしまいますから注意が必要ですけどね。

もう一つは言わずと知れた怖い上司がプレッシャーをキチンと正しくかけないとまともに営業活動が出来ないタイプの営業マンの存在です。

もちろん更に高度な面従腹背みたいな芸当を楽々とこなしちゃう有能な営業マンの存在はさておきまして、子供の頃からお母さんに口やかましく言われないと勉強しないタイプの子供がそのまま大人になって、新人の営業マンとして職場にやってきちゃう可能性ってのは決して低くは無いのですね。

ですから口うるさいお母さんの役目を受け持つ鬼の上司の存在ってのもまた必要なのでありまして、そうやって新人営業マンは徐々に成長していくんですよね。

そんなわけで鬼の上司の部下へのプレシャーのメリットみたいな事を書いてきましたけど、ここで上司としても部下のタイプだとか持っている性格や感情などを把握致しまして、強弱をつけるとか鬼の顔と懐の深い優しい上司の顔を使い分ける事ができて、優れた上司になると思うんですよ。

まぁ何も言わなくても完璧に仕事をやり遂げちゃう部下が理想ですけど、そんな人がいたら逆に上司の存在は不要になってしまいますよね。