営業トークと言霊の力(言霊は直接自分には作用しない)
日本語には言霊と呼ぶ言い伝えが有りまして言葉には霊が宿るですとか、自分の霊をちぎって相手に投げるのが言葉であるなんて感じですけど、棒読みした場合もやっぱり言霊はちゃんと宿ってくれるのでしょうかね?
冗談はさておいて昔から言い伝えられているって事は何の裏付けも無しに言霊って言い伝えが出来るわけは無いと思いますから、特に主たる業務がお客に対して言葉を投げる営業って仕事でしたら少しは言霊を意識したほうが良いのではないかなと思います。
ただですねネットで少し調べてみるとなんだか言霊の力を利用するみたいな感じのコンテンツが多くて、繰り返し言葉に出しているとそれが現実になるみたいな話題が多いんですけど、それはちょっと違うような気がしますね。
その辺りに関してはもう一つ不言実行ってつまり口には出さないで人知れず努力を致しまして何かをやり遂げるさまを表したのが不言実行ってやつなんですが、これはつまり口に出さなくてもやるべきことを実現させる堅実な人の事ですけど、この不言実行をやっている人は言葉にだして言霊の力なんて利用していないですからね。
つまり私の結論といたしましては言霊って力は自分に作用するよりも、むしろ他人に影響を与える力だって考えたほうがしっくり来るわけです。
さて話を営業活動方面に致しますけど営業活動中には営業マンの意志にかかわらず色々な人に会って話をしなくちゃいけないわけで、何故かお金を持っているとか購買力や周りに影響力が有る人に何故か、あまり好きになれないタイプの人だったりするわけですけど、大概はその相手は苦手なお客へのランク付けに進んでいってしまうわけです。
私は営業マンが言霊の力を使うシュチエーションはこんな嫌な客に出会った時じゃないかと思うんですよ。
プロの営業マンであれば心の中で怒っていても表情や言葉に一切出さないなんて芸当は基本的な必須の営業技術であって、逆に実際にはぜんぜん怒ってもいないのに、何故か顔を真赤にして怒ってみせるなんて事まで普通に出来てこその営業マンなんですから、嫌な客に対して言霊の力を使えるわけですよ。
まぁ心からじゃない戦略に基づいて発する言葉に言霊が宿るかどうかなんて意見も出そうですけど、どんなに嫌な相手であっても物やサービスを勝ってくれるお客になるのであれば、そこは「いや~あなたにお会いできて嬉しいですよ、またお会いしましょう」次回の営業訪問の際には不思議と言霊が作用致しまして相手が変化していたりするものなのです。
信じるか信じないかはあなた次第なのです。