痛い上司とハインリッヒの報告

部下を管理指導する立場で仕事をしている上司の悩みの種ナンバーワンは使えないとか仕事のできない部下の取り扱いですが、逆に部下にとっても使えないならまだ自分が追い抜く可能性が有って許容できるのかもしれませんけど、痛い上司の存在が悩みの種みたいな部下として働いているサラリーマンの方も少なくないのでは無いでしょうか?

さて先ずですね上司と部下の関係におきまして失敗に対する対処の仕方とでも言いましょうか、上司が部下に取る対応や態度の違いでもっていた以上しかそうでないかの違いが出てくるのではないでしょうか?

これは昔どこかで読んだ話ですが日本の高度成長を支えた有名な経営者である本田宗一郎さんのエピソードだったと記憶していますが、本田宗一郎氏ってのはもう仕事のミスに対して時には激昂して頭を張り飛ばすくらいの事を平気でやっていたらしいのですが、何故か非常に人望が厚くて叱責を受けた社員も本田宗一郎さんを立派な上司だと感じて働いていた人ばかりだったのだそうです。

で、その失敗した部下に対する彼の対応についてなんですけど簡単に説明いたしますと、失敗した本人も含めて誰もが分かるような重大なミスに対しては一切叱責をしないで今の言葉で表現するならばスルーしたそうです。

逆に本人が気が付いていないミスや問題点に対しては即座に反応して時には厳しい対応をしたとの事です。

ハインリッヒの法則ってのがありまして、1つの重大事故の背後には29の軽微な事故があり、その背景には300の異常が存在するという現在では労働災害の撲滅に向けた結構知られた法則ですけれど、推測するに本田宗一郎さんはハインリッヒの法則は聞いたことがなくても体験的にこの事を理解していたのでは無いでしょうか?

実際その重大なミスや事故を起こしてしまった場合は誰よりも本人がその重要性を理解しているわけですから、そんなものは別に上司が厳しく叱責しなくても本人が十分分かっているのですから下手に追い打ちをかけるような叱責はデメリットのほうが大きくなってしまいますからね。

逆にミスであるとか問題であると気がついていない場合にスルー対応しちゃいますと、ハインリッヒの法則が正しければやがて大きな問題が発生する可能性が高いわけですから、本田宗一郎さんの部下のミスに対する対応は正しいと思うわけです。

で痛い上司の場合は大きなものから小さなものまで常に部下を追い詰めちゃうとか、逆に放置しすぎて会社にダメージを与えるまで分からないなんて状態なのでは無いでしょうかね?