言い訳力と営業力は比例する
よくね部下や営業マンの言い訳を見抜いて言い訳を許さないみたいな事を言い出しちゃうトンデモな人がいらっしゃいますけど、ハッキリ言って言い訳する能力(言い訳力)と営業力は正比例するものなのです。
そもそも営業マンなら特にですけど成果の判断は売上数字などの客観的データに基づいて行えば良いのですから、商談の状況がどうだとか売れなかった時の理由の追求だのは適切な指導とは別の方向に進んでいると感じる場合が多いのです。
さて営業活動をする営業マンは様々なシチュエーションにおいて上手に言い訳をしてその場を切り抜けるとか、クレームの芽を摘み取る必要性があるわけですから言い訳力も営業能力の一部だと考えて良いでしょう。
ただ上手な言い訳ってのは相手が納得してそんな言い訳は通用しないなどと言われないのが上手な言い訳なのでありまして、つまり言い訳に聞こえない言い訳をちゃんと出来る事が重要ですが、但しコレは社外において営業活動におけるお客に対してのみ有効だって感じでしょうか?
なぜならマヌケな上司ってのはそれが客観的に状況を報告しているだけ、自分の考えや分析を報告しているのに過ぎないのに、まぁ何でもかんでも全て言い訳をしていると捉えてしまいますから、この手の上司を納得させるまでのスキルアップが出来れば営業力も圧倒的に高くなっているのでは無いでしょうか?
ここで言い訳力のアップについて書いてみたいと思います。
先ずですね言い訳をしても状況は絶対に変わらないシーンでは言い訳しないことです。
つまり言い訳力アップの第一歩は言い訳が通用するのか一切通用しないのか状況を正しく見極める洞察力を養う事が重要なのでありまして、このあたりの見極めが出来ない人は言い訳が下手なままで、その壁を乗り越えない限り絶対に言い訳力はアップしないのです。
ああこりゃ言い訳なんてするだけ時間の無駄だしかえって状況は良くない方向に進むなと感じたら、言い訳も釈明もしようが有りません申し訳有りませんでした、あとは頭を下げてこちらからは何も言わないのが正解なんですけど、言い訳下手な人はこれが出来ないんですよね。
その最初の状況判断が上手にできるようになったらあとは場数を踏んでいけば上達・・と言っても営業マンにとって言い訳しなくちゃいけないような状況を発生させるのは問題なんですけど、やがて社内での地位が上がって部下の面倒を見るなんて立場になった時に言い訳力が高いか低いかが修羅場を乗り切る能力の高さに直結してくるのです。