オマケ商法と食玩と抱き合わせ販売

食玩とはスーパーマーケットなどで販売されている商品の中心は明らかにフィギュア人形だったりの玩具なんだけど、申し訳程度に小さいラムネが一粒とか入っているので一応はお菓子の扱いでスーパーのお菓子売り場に並べてある商品の事で、この手の商品を求める子供はお菓子として何が入っていようが一切眼中に無く、ポケットモンスターだのプリキュアだの最近では妖怪ウォッチなんてやつを購入する目的100%なんですよね。

たぶん元々はグリコのオマケとかいった感じのオマケ商法がエスカレートして子供の購入目的がオマケなんだったら、主従関係を逆転させてしまったほうが売上も伸びるんじゃないかとか、一応は取り扱い分類は変えないほうが流通の都合上、何かと便利だからなんて感じだったのであろうと思います。

さてそんな主従逆転現象したオマケ商法はてっきり子供相手の商売だけだと思っていたら、大人向けの商売でも実は一部で行われているんですよね。

これは何と言いますかオマケ商法と抱合せ販売をミックスしてより多くの現金を消費者から巻き上げようとするやり方で昔とは違っています。

その昔の抱き合わせ商法ってのは人気商品を販売するにあたりまして、どうも売れ行きが芳しくなくて不良在庫になりかけている又は完全に不良在庫に成り下がってしまっている商品をセットにしてバラ売りは致しませんみたいな販売方法で、これにより販売単価の引き上げと不良在庫の一掃ができる一石二鳥の販売方法だったのですけど、どうも消費者からの風当たりが強くなってきたのかこの手の抱合せ販売をおおっぴらに行う事は見かけなくなってきました。

それが商売や営業は進化すると言いますか狡っ辛い事は巧妙になっていくと言いますか、別の場所で形を変えて引き継がれて居たようですね。

例えばアイドルグループのCD販売などでは、まぁこの場合は熱烈なファンでしたらもちろんCDも購入するのでしょうけど、ここにコンサートチケットだの握手会への参加券だのを抱き合わせちゃうなんて事が一部では行われているようですけど、こーゆー発想は商売人としてどうなんでしょうかね?と考えさせられますし否定的な意見も結構多いのでは無いでしょうか?

何と言いますか絶対的なコンテンツと熱烈なファンからどれだけ短期間で多くの売上を搾り取れるかの知恵比べみたいになってしまっているようなんですけど、それって商売じゃないような気がするのです。