ボーナス査定と人の評価
そろそろ早いところではボーナスの支給が始まっていると思いますが、支給前に個人別のボーナス査定って言うんですか、人の評価で頭を悩ませた管理職 の方も多いのではないでしょうか?
あまり口に出す人は少ないかも知れませんが、ボーナス査定にしても昇給や昇格にしても人に評価を下してその結果、評価を下した人の人生 に影響を与えてしまうって事は出来ればやりたくないって人が圧倒的に多いのではないでしょうか?
最近ではこの社員に対する評価に、同僚からの評価を加えて見たり、数字による実績評価の割合を高くして上司の情意評価の割合を下げて見 たりと試行錯誤している企業も増えてきていると思いますが、口ではより正確なとか、総合的にとか、色々理由を述べてはいますが、本音のところでは、自分で 手を下したくないって言いますか、なるだけ評価なんてしたくないので、色々他の手を考えているって要素も少なくないのでは無いでしょうか?
そもそも、営業成績を元に査定がやりやすい営業マンの評価でさえも、飛び込み営業の場合を除いては受け持っ てるテリトリーだとか、ルート営業の場合は担当している顧客の状況など、本人の努力や能力や仕事内容以外に、実績を左右する要素がありますので、営業マン 以外の間接部門の評価ってのは更に難しいと思いますね。
まあそれでも毎年決まった時期にボーナス査定の時期がやってくるので有りまして、これが上手な企業は人が育って企業は発展しますし、こ れが上手でない企業は、業績が伸びないのではないでしょうか?
なにせ人は石垣って位ですからね?
追伸
大型不況と言いますか不況が当たり前で終わりが見えないデフレスパイラルみたいな状況になってしまいまして、企業のほうも無い袖は振れぬと言いますか、 儲っている時は将来に備えて内部留保を厚くいたしまして、ちょっと景気が悪くなるとこれ幸いにとばかり賃金カットやリストラに走るのでありまして、ボーナ ス支給無しで住宅ローンの支払いでボーナス払い分が工面できなくて困ってしまっている人が急増しているようですよね。
何時の時代からボーナスって制度が出来て定着したのかはよく分からないのですが、ボーナスを当てにしてって生活は公務員しか出来なくな りそうな気配ですし、ボーナス無しの成果報酬的な企業もこれからはどんどん増えて来るのかもしれないですよね。
まぁ簡単に企業がカッとしてしまうような代物ですから過去はともかく、信用しては危険って事は間違いないのでは無いでしょうかね?