見切り千両

本来は株式投資の場でよく使われる格言、見切り千両・損切り万両ですが、企業における経費削減やコストカットに関しても時として見切り千両って言葉は生きてくるのではないでしょうか?

今は不景気ですから、電気代を節約したり残業を無くしたりして経費削減に努めている企業は少なくないと思いますが、ボールペン一本をけちる割に、赤字部門を何時までも存続させていたりして、小さな節約の裏で大きな支出が発生している企業も中には有るのではないでしょうか?

研究開発型の企業の場合でしたら研究開発に多額の費用や人材を投資してきたとか、販売に関する部分ですと苦労して販売ルートを確保したとか、色々な理由はあると思いますが、ここで打ち切ってしまえば過去に投入してきた資金や人員が無駄になってしまうって事で、続ければ続けるほど赤字が継続するって分かっていても、撤退できない企業も有るのですよね?

どうも人間は頭が良すぎるのか、単純に割り切って考える事が時には出来なくなってしますのでありまして、使いもしない物を何時までも廃棄しないで取っておいて、無駄に場所を取ってしまったり、何時までも見切りを付けないで赤字の事業を継続していたり、使えない社員に引導が渡せないで、何時までも無駄な給料を支払っていたりと、見切り千両を発揮すれば大きな経費削減が出来るのを、やっていないって事も有るのでは無いでしょう?

※こーゆー過去の投資などを考えてしまって、続けても赤字が嵩むだけなのに撤退が出来ない状況の事をコンコルド効果とも呼ぶらしいのですが、語源になったコンコルドはとっくの昔に製造中止になっておりまして、見切りされてしまった訳ですね。

まあ中小企業や零細企業で経費削減を考える場合において、電気代ですとか事務用品とか振り込み手数料を削減しても、体勢に影響ないと言いますか、些細な節約に終始してしまう場合が多いのですが、もっと大きな視点で支出を見直して、時には泣いて馬謖を斬ると言いますか、見切り千両って格言を実行に移して大きな経費削減を成功させる必要が有るのでは無いかと考えますね。

追伸
倒産回避などの緊急な場合でしたら、何を捨てるかって考え方では駄目で、残す物だけをピックアップしてそれ以外は全て切り捨てる位の思い切って大胆なリストラが必要で、捨て身の作戦を実行しませんと簡単には倒産回避は出来ないのです。

もちろん、そんな事態まで発展しないように普段から気をつけておく必要が有りますけどね。