令和不況の傾向と対策

人の動きが活発になると経済は活性化し、経済状況が上向きな時は人の動きが活発になるのは経済の常識ですね?

俗に人・モノ・金の動きと言われますが3要素のうちの人の動きが令和2年の春から止まっているのでして、それも強制的に自粛という名前の経済封鎖ですから非常に対策が難しいと言えるのではないでしょうか?

個人個人の生活防衛が不景気に拍車をかける

景気が良くて物価も上昇基調でしたら、お金を使ってしまっても将来は収入が増えるし、物価も上がってしまうのだから、宵越しの金は持たないじゃないですけど、きちんと次のお金が入ってくると言う前提で人々の財布のひもは緩くなります。

逆に景気が悪くて将来的に考えても良くなる可能性が低いのであれば、人は貯蓄に励んで浪費しませんし、デフレ(実際はスタグフレーション)で物価は下がる(スタグフレーション場合は物価は上がって収入が減る)のですから、必要なもの以外を購入しなくなって、当然ながら不況が進行していくという事になります。

世間やマスコミが考え方を変えないと景気は良くならない

マクロ経済(国全体)とミクロ経済(家計や企業単位)の違いは唯一“お金を使ったら無くなるか、無くならないか?”の違いです。

個人が何かを購入したら個人のお金は無くなりますが、マクロ経済的に見れば違う人にお金が移動しただけで、消滅はしていませんね?

でですね、国の公共事業は無駄使いだとか公務員の給料を減らせだとか、変な事言う人がいるじゃないですか?

そんな事したら回りまわって自分が厳しくなることを分かっているんでしょかね?

はい先ずは誰かが儲けてお金を使って世の中にお金を循環させなくちゃいけないんですよ!時に今はね。

お金を使う人は偉い人

人に迷惑をかけない限り持っているお金を景気よく使う人は偉い人って風潮が必要だと思いませんか?

その使われたお金が巡り巡って色々な人に行き渡るのですし、当然ですがお金が動けば税収も増えるわけです。

時に今の時期は新型コロナの影響で人・モノ・金のうち人の動きが鈍くなっているのですから、それを上回る位に金を動かさないといけないのですよ。

個人の消費に期待するのが今の時期は難しいのですから、国内に循環する価値で無駄使いする位をしないと令和の不況は収まらないと思うのです。

例を挙げると今の公務員の約半数は非正規での雇用になっています。

それは有権者なのかマスコミが公務員の人件費を減らせなどと間違ったことを平気で叫んだからで、それが巡って貧しい労働者が増えたのが現実ではないでしょうか?