不況に強い商売【仕事】
リストラで仕方が無いので独立開業とか会社組織で上手く能力を発揮できないので、よさげなフランチャイズに加盟して生きていこう何て考えている人は何時の時代にもいらっしゃいますが、今のように不況時には独立志願者も増えますし、その中でも不況に強い商売や職種を探す人は多いと思いますので、今回のコラムでは不況に強い商売について書こうと思います。
私の知る限り、不況に強い商売と言われる条件としては、日銭が入る事、初期投資の回収が短期間で出来る事、生活に密接している食べ物や生活必需品、又は正反対のパチンコ関係、最近ではリサイクルショップなどが不況に強い商売だと言われていますね。
後は規制や免許制度に守られていて新規参入者が制限されていてなおかつ仕事量が安定している職業として、弁護士や司法書士、土地家屋調査士などが有りますが、これらの場合は結構難しい資格試験を突破しなくてはいけませんので簡単にはなれませんね。
ついでに私なりに書き加えますと、不況に強い商売として固定費が低いってのを追加したいと思いますが、一見固定費が低くてもロイヤリティが高いフランチャイズは避けましょうね。
まあ不況に強い商売の大前提は不況でも売れてしかも新規参入が少ないって所に要約されるので有りますが、フランチャイズ本部各社の加盟店募集の内容を見てみますと、あやふやな根拠で不況に強いって言い切っている本部も多くて、何だか笑ってしまうので有りますね。
例えば
・仕入れ原価が安いの不況に強い
これは作業が付加されるとか単価が安い場合には必然的に原価が安くないとやっていけない訳で、原価率と不況に強いってのは関係ない事ではないでしょうか?
・在庫不要(ゼロ)で不況に強い
これも在庫がない事と不況に強い事と相関関係は無いので有りまして、別に在庫が無くても地代家賃も人件費も光熱費も出て行くのでありまして、不況に強い特別な理由にはならないと思いますね。
と考えてみますと、不況に強くて儲かる商売でも簡単に新規参入が出来る商売であれば、直ぐに競合が増えて過当競争になっていまいますので、余程のニッチな市場を狙っていくか、もしくはヒットアンドアウェイで儲かる職種にさっさと参入して競合が増えて儲からなくなる前にさっさと別の職に変更してしまう身軽さが求められるかもしれないですね。
まあ不況に強いと言われていたパチンコ業界や居酒屋などでも倒産や撤退が相次いでいる訳ですから、5年10年の単位で不況に強い商売は希なのでしょうね。