出来る営業マンはお客を切れる

新規顧客開拓をする営業マンは大雑把には2種類に分類できると思っています。

ひとつは粘り腰の納豆タイプとでも表現できる、普通の営業マンだったらとっくに諦めて訪問しなくなるような客先にも、足繁く足を運んで成果を出してくるタイプ

もう一つは見切り千両じゃないですけど素早くお客を見極める事を信条として、半分直観みたいに見えるほど選別が早い営業マンです。

さて2つのタイプの営業マンのどちらが優れているとか正しい営業の方法だとか判断は出来ないのですけど、いずれにしても切るべき相手はしっかり決別をすると言う事です。

営業の仕事は心の状態が大切

メンタルの強さは非常に個人差が大きいのですけど、それでも落ち込んでいる気持の状態で営業に行っても成果は上がらないですし、たとえ今の営業成績が芳しくなくても、上を向いて明るい気持ちで取り組んでいれば、何故かいいアイデアが出てきたり、助けてくれる人が出てきたり成果は必ず出るようになるものです。

そこでやっぱり営業の仕事と言うのは人間を相手にしているのですから、文句垂れのクレーマーなんぞ相手にしていたら微々たる利益なんて嫌なお客を相手にする無駄な時間で相殺されてしまいますし、なにしろ気持ちが落ち込むと他のお客相手の営業活動にまで良くない影響が出てしまいますから、切るべき相手は見極めて決断しなくてはいけないのです。

ダメなバカ上司がマイナス客を作り出す

お客様は大切にしなくてはいけないと言われたら、その通りですと答えるしかないと思います。

しかしお客様というのはあくまで利益を持ってきてくれる相手の事を指すのであって、こちらの時間や労力を消耗させる相手というのはお客でなくて、じゃまな人でしかないですよね?

それを上司が理解していれば、末端の営業マンも自信をもってお客を選別できますし無駄な労力を使わなくて良いのです。

そして上司が理解しなくてはいけない事は

人によって合う合わない相手がいるという事です。

Aという顧客が上司とは非常に仲良く取引が出来ていてもさらに上の上司とはウマが合わないとか、またその逆だったり感情というか生理的に合わない相手というのは人によってばらつきが出てきてしまいます。

ですから前の担当者とは非常に良好な関係が出来ていたお客でも、担当が変わって態度が変わる場合も有りますし、その逆も当然あるという事でこんな事にいちいち目くじらを立てていても仕方がないと思うのです。

そんなわけでケースバイケースでお客は切りましょうと言う結論なのです。