断る事と経費削減
別に営業マンじゃなくても断るべき時にはきっぱりと相手の要求を拒絶するって事は実は経費節約にかなり貢献するんだなって事が最近になってやっと分かってきましたので、今回のコラムではそんな事について書いて見ようと思います。
実はココ1年位、私は仕事で外出する事はめっきり少なくなりまして、出かけるのはせいぜい月に一回程度しか会社から出て行かなくなっているのですが、別に仕事が減った訳でもないですし、結構電話とか作業依頼も入ってくるのですが、無駄だと思う打ち合わせとか面談依頼を全て断るように致しましたら、旅費交通費を始めとする経費はゼロ近くになりましたし、時間的にも随分と余裕が出来て仕事は楽になったのであります。
まぁ元々は社員が急に退職してしまったとか別の理由が発端なのですが、お客の依頼に応じて客先に訪問していたのを改めまして、基本的に電話とFAXとメールで相手とコンタクトを取るように切り替えたのですが、幸いな事に何も不都合は発生しませんでしたし、むしろ時間的に大きな余裕が出来たお陰で落ち着いて仕事に取り組めるようになったのですが、これはとにかくひたすら訪問をお断りする事に徹する事が出来なければ実現出来なかった事です。
勿論のことですが、訪問を断る事によって売上げ機会を逸したって事も有るでしょうが、私に限って言えば以前のようにお客からの依頼に応じて客先への訪問と打ち合わせをしていた場合の、時間と直接、間接的な出ていく経費を天秤にかけると、お客の依頼を徹底して断って客先訪問をほぼゼロにしたほうが、経費の削減とか利益への貢献が大きかったって事になりますね。
上記のような事は全ての企業には当てはまらないと思いますけど、100万円の売上げを上げるのに10万円の経費を使って最終的に10万円の利益を計上するよりも、無駄な出費を抑えたり節約したりして20万円の売上げに1万円の経費を使って10万円の利益を計上したほうがうんと楽で、資金繰り的にも回しやすくなるって場合が多いように思うのですよね
ただ、そのような事は売上高が下がってしまいますし、何となく一生懸命全力で売上げ拡大に取り組んでないって雰囲気を感じやすいせいか、中々実行に移せなかったり考えが及ばない場合が多いのではないでしょうかね?
追伸
最近では売上げよりも利益を最重要視する企業が増えて来ましたので、やがて儲けに繋がらない事は思い切って切り捨てていくって姿勢を明確に出していく企業が増加してくるのでは無いでしょうかね?