消えゆく接待交際費
商取引の潤滑油だなんて言い方をする人もいらっしゃったように記憶していますが、接待交際費って事について今回は書いて見ようと思います。
さてバブル経済が真っ盛りの頃に運良く私は接待交際費が少々使えるポジションに居たわけですけど、好意的な見方をしますと接待交際費を使って取引先と飲食をともにする事によって、人間関係やコミュニケーションを円滑に運ぶ事が出来て、その結果として売上げの増大に結びつける事が出来たって事になりますけど、では接待交際費が使えなかったら売上げは確保出来ないかって問われましたら、もしかしたら接待交際費など使っても使わなくても実際の売上げは殆ど変わらないって事になっていたのかもしれないと思います。
まぁ銀座の夜の街なんてのは企業の接待交際費が削減されると、その影響をもろに受けて売上げが激減するようですけど、その接待交際費を使う側の企業が予算を削減したので売上げが落ちました何て話は一向に聞きませんから、やっぱり大部分の接待なんてのは無意味だったって事が言えるのでしょうね。
でね、思うのですが企業の接待交際費が削減されると銀座を始めとした接待用に使われるようなお店に閑古鳥が鳴いてしまうって事は、つまり自分の身銭を切って飲みに行っていた人はとっても少数派で、偉そうな顔をして高級な店に出入り出来ていたのは、単に接待交際費が使えたからってだけで、自分で身銭を切ってまでそーゆー店には行けない情けない奴が多かったって事になるのでしょうかね?
今にして思えば接待交際費なんてものは業者の癒着の温床って感じが致しますし、雇われている身で効果的に接待交際攻勢をかけることが出来る営業マンも少ないと思いますから、どんどん廃止の方向で間違いないと思いますよ。
私の経験から言えば接待交際費なんてものは使えるものなら使わないと勿体ないって考えの人も少なく無いでしょうし、接待交際費を使うって事は結構夜遅くまで、取引先と飲食をともにするって事で結果として睡眠不足になって、昼間の仕事がおろそかになったりするのは全然珍しくも何とも無いですからね。
追伸
まま取引先の中には露骨に接待を要求するような輩がたまにいるようですけど、そーゆーゲスな人間なんかと取引しても、ろくな事にはならないでしょうから、さっさとこっちから取引停止でも何でも致しまして、新規顧客開拓に走ったほうが良いのではないでしょうかね?
まあ人間性の問題なんですけどね。