営業の接待と残業代
基本的に多くの会社では営業マンには残業代を支払わない代わりに営業手当の支給ですとか、みなし残業手当と言われる一律の残業代を支給している場合が殆どなのですけど、業務時間外の仕事について残業代は発生するかどうかについて考えてみたいと思います。
この事について結論から書きますと例え申請すれば残業代が貰えるとしても、会社の金で飲食を営業マン自身もするわけですし、接待営業ってのもそれはそれで自分の勉強やスキルアップや何よりも自分の人脈を広げられるなんて大きなメリットを受けるわけですから、申請できるとしてもするものじゃ無いと思いますし、制度としても残業代は不要だと思いますね。
まぁ人によってはね仕事だから嫌な相手とも設定の場所に繰り出すわけで、自分としては仕事ってのは業務の時間内に片付ける事がプロの仕事だし、接待なんてものはそもそも不要だと考えている人にとっては、接待によってプライベートな時間が短縮された分は会社に残業代として請求すべきだと考えるのでしょうけど、それだったら会社に対して自分は接待は一切致しませんが売上目標はきっちり達成いたしますと宣言して、それを実行すれば良いのではないでしょうか?
けど私を含めまして私の知る限りにおいては口ではなんだかんだと言いながら、結局は接待営業を楽しんでいる人が圧倒的に多いのが現実ですし、定年退職ですとか会社の方針の変更によって自分が接待交際費を一切使えなくなった途端に、今までは愚痴を言っていたくせに今度は接待営業をやっていた頃を懐かしがるなんて人も多いようですからね。
これは実際に接待営業をやった人なら分かると思いますけど、そりゃ最初はね確かに会社対会社のつながりから始まるわけですけど、別に営業マンと取引先ってのは基本的に普段から中が良いのが普通ですから、接待の場所に何度も一緒に出かけているうちに、中身ってのはまず殆どが個人同士のお付き合いになってくるのでありまして、人脈作りの面から考えますとその接待営業ってのは会社同士の繋がりを強くするような意味合いや目的や結果はとても割合が低くて、もっぱら営業マンと接待を受ける相手の企業の担当者との繋がりを強くする面が圧倒的な大部分になるのです。
って事はですね会社の経費を自分のお金のように使いまして、飲み食いをして楽しいひと時を過ごして更には自分の人脈まで広がってしまう一石三鳥が接待営業なんですから、間違っても残業代なんぞ貰うべき代物じゃないんですよね。