大手企業との取引

SOHOとして起業した人の中には大手企業との取引を夢見る方も多いと思いますので、今回のコラムではそんな事について書いてみようと思いますが、まず大手企業の定義ってのが難しいところで、一応資本金で大企業を区別する方法はありますが、業界によってはそれに当てはまらない企業でも業界内では大手企業って事になる場合も有りますので、その辺りは今回、曖昧にしておこうと思います。

まあ零細企業とかSOHOで営業している場合において大企業との取引開始を熱望するのは、売上が安定するとか売上の増大が一番の理由だと思いますし、確かに今は不景気ですから幾ら売上が欲しいからと言って、与信管理もしないまま、個人や零細企業や中小企業と取引をスポットで行っていますと、不渡りとか債権の回収不良など、いわいる取りはぐれが発生する可能性が高くなりますので、大手企業との取引を行って安定した気持ちは良く理解できます。

※逆に大手企業の下請けや間を挟んだ孫請けの場合で、特定一社からの売上が全体の50%を超えていると非常に危険な状態と言われていまして、売上の大部分を占めている企業が倒産してしまえば簡単に連鎖倒産しますし、取引先を別の会社に変更されてしまいましたら、その瞬間に売上が急低下しまして立ち行かなくなってしまう場合が多いですからね?

まあとはいえ今の不景気な世の中で大企業に得意先を持っていて安定した売上を上げている企業は、例え下請けいじめのような値引き要求があったとしても、立ちゆかなくなる企業よりは恵まれているのかもしれないですよね?

さて例えばSOHOさんとか従業員の居ない零細企業で大企業と取引口座を開きたい場合に、どんな方法を取ればよいかですが、これはもう電話でアポイントを取って、先方に出かけて話を聞いてくる以外に無いのですが、結構多くの方が遠慮がちなんか、引っ込み思案なのか黙って待っているだけで自分から行動をおこなさないのですよね?

勿論、アポイントを取ろうと思ってもアポイントすら問えない場合が圧倒的だと思いますし、仮に面談できても取引口座が直ぐに開ける可能性は限りなくゼロに等しいのでありますが、現在の取引先の状況ですとか、取引口座を開設する為に必要な資質や資格など色々と聞き出す事が出来る可能性が有りますからね?

企業によっては年商や営業年数会社規模や決算の状況などで新規口座開設の条件を決めている場合も有りますので、もし確認できましたら対応すれば良いのでは無いでしょうか?