ソフトウェア会社の将来

一応私の経営する会社もIT関連の受託開発の仕事をやっているWebコンテンツ作成企業の隅っこのしかも一番下流に位置しているわけですが、どうも最近の業界業績の集計や知り合いからの話を聞きますと明るい話が全く無くて、どうも市場はどんどん縮小しているような気が致します。

ただまぁコレは今までが急成長してきまして成長が永遠に継続するワケも有りませんし、ITバブルから現在に到るまで参入する企業が後を絶たないのが現状でしたから、そろそろ淘汰の波がやってくるのかな?と感じています。

まぁ受託開発のほうもパッケージソフトが出揃ってきたことで個別に開発する必要に迫られる企業も少なくなってくるでしょうし、パッケージソフトの方も何とか新機能を付けてバージョンアップで顧客からの収入を得ることで一定の売り上げを確保してきていましたが、そろそろユーザーもいまの機能で充分使えているしバージョンアップの必要性を感じなくなっている人も少なくないのでは無いでしょかね?

更にクラウドコンピューティングってやつですか?あれはネット回線を通じて必要なときだけ必要とするソフトウェアを利用する形態になってきますので、どうしても大手の資本力と技術力の有る企業の寡占化が進むのは誰でも予想出来ることでありまして、どうも中小零細のソフト開発の会社には厳しい将来像が姿を表しそうな感じが致しますね。

何と言いますか今までのソフトウェア産業はかなり急勾配の右肩上がりの成長しか体験してこなかったワケですから、市場の縮小は始めての経験ですし他の産業と違うのは技術革新のスピードだけは相変わらず速い速度で進んでいて、単に技術のほうが行き着くところまでたどり着いて飽和状態になったのと訳が違いますからね?

ですから私の考えとしてはソフトウェア会社の将来生き残っていける道としては少数精鋭で何かの業種や業界に特化して最新技術の技術力で生き残っていくか、もしくは会社の規模と体力を増大させてナンバーワンになるか以外には中々存続が難しい淘汰の時代が到来してしまうような気がするのでありますね。

追伸
そう言えば今から8年ほど前に当時の同業の会社だとかライバルさん達の過半数はいつの間にか、会社を畳んでしまったりして消えていったので有りますが急成長する時には山ほどの参入が相次ぎまして、撤退する会社も多いしそれ以上に参入する企業も後を絶たないのでありますが未だに伸びると踏んで入ってくる業者が中々減らない分野でも有るのですよね?